鷺沢萠/稲越功一『奇跡の島』

書誌情報

  • 奇跡の島きせき の しま
    鷺沢萠/稲越功一さぎさわめぐむ/いなこしこういち
    2001-02
    角川書店 角川文庫
    あれからどれくらいの時間が流れたのだろう。それを数えるのをやめてから、どれくらいの時間が流れたのだろう。沈みゆく太陽、消えない記憶。-この風景を忘れないでいような、真理子。あの人はそう言った。そうしてほんとうに、あの太陽は自分にとって忘れ得ないものになった。奇跡は決して起こらないから、奇跡なのだー。鷺沢萠の小説と稲越功一の写真が織りなす愛と死の永遠の物語。

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