鈴木清剛『夏と夜と』

書誌情報

  • 夏と夜となつ と よる と
    鈴木清剛すずきせいごう
    2006-07
    角川書店
    結婚して4年。僕とゆきには子供ができず、なかなか二人以上の家族にはなれなかった。情緒不安定な毎日を送っていたそんな折、僕は専門学校時代のクラスメイト、和泉みゆきと偶然再会する。和泉は最近、今は亡き共通の友人、スウちゃんの幻を見るのだと告げる。理想を追い求め、三人で過ごした青春の日々。彼女に案内されたシカジカの森でスウちゃんが現れるのを待つうちに、僕のなかに、かつて和泉に寄せていたほのかな好意が蘇るのを感じるのだったー。

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