堀江敏幸『子午線を求めて』

書誌情報

  • 子午線を求めてしごせん お もとめて
    堀江敏幸ほりえとしゆき
    2019-08-10
    講談社 講談社文芸文庫
    フランスで長らく経度の基準とされてきた、パリ子午線。敬愛する詩人ジャック・レダの文章に導かれて、その痕跡をたどりながら、「私」は街をさまよい歩く。パリの郊外が抱え込む闇を抉り出したセリーヌやロマン・ノワールの書き手たちへの眼差し。断章で鮮やかに綴るエルヴェ・ギベールの肖像…。著者の作家としての原点を映し出す、初期傑作散文集。

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