白石一文『君がいないと小説は書けない』

書誌情報

  • 君がいないと小説は書けないきみ が いないと しょうせつ わ かけない
    白石一文しらいしかずふみ
    2020-01-20
    新潮社
    勤めていた出版社の上司、同僚、小説家の父、担当編集者。これまで誰にも明かすことのなかった彼らとの日々を反芻すればするほど、私は自問する。私は、書くために彼らと過ごしていたのか。そして、最愛の女性・ことり。妻と正式に離婚することができていない私は今、ことりと生活している。しかし、ことりの母親の病気がきっかけで、私たちは別居生活を余儀なくされる。そしてある日を境に、私はことりへの猜疑の念に囚われてしまったー。神に魅入られた作家が辿り着いた、究極の高み。

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