東浩紀『ゲンロン戦記 : 「知の観客」をつくる』

書誌情報

  • ゲンロン戦記 : 「知の観客」をつくるげんろん せんき : ち の かんきゃく お つくる
    「知の観客」をつくるちのかんきゃくをつくる
    東浩紀あずまひろき
    2020-12-09
    中央公論新社 中公新書ラクレ
    「数」の論理と資本主義が支配するこの残酷な世界で、人間が自由であることは可能なのか?「観光」「誤配」という言葉で武装し、大資本の罠、ネット万能主義、敵/味方の分断にあらがう、東浩紀の渾身の思想。難解な哲学を明快に論じ、ネット社会の未来を夢見た時代の寵児は、2010年、新たな知的空間の構築を目指して「ゲンロン」を立ち上げ、戦端を開く。ゲンロンカフェ開業、思想誌『ゲンロン』刊行、動画配信プラットフォーム開設…いっけん華々しい戦績の裏にあったのは、仲間の離反、資金のショート、組織の腐敗、計画の頓挫など、予期せぬ失敗の連続だった。悪戦苦闘をへて紡がれる哲学とは?ゲンロン10年をつづるスリル満点の物語。

関連リンク