KeyesDaniel/秋津知子『クローディアの告白 : ある分裂病患者の謎 上』

書誌情報

  • クローディアの告白 : ある分裂病患者の謎 上くろーでぃあ の こくはく
    ある分裂病患者の謎ある ぶんれつびょう かんじゃ の なぞ
    KeyesDaniel/秋津知子あきつともこ
    1995-09-25
    早川書房
    1982年夏、作家ダニエル・キイスは、分裂病の病歴をもつ若く美しい女性の訪問を受けた。彼女の名はクローディア・ヤスコー、4年前に連続殺人事件の容疑者として逮捕されたが、のちに無実であることが判明し、釈放された人物だった。彼女はキイスに、今こそ事件の真相を語るから、それを本にしてほしいと依頼してきたのだ。クローディアには、ひとつの大きな謎があった。警察の取り調べに対し、彼女は殺人が起きたときの状況を詳しく自白している。なぜ彼女は、犯人しか知るはずのない事実を知っていたのか。隠された真実を探りだすため、キイスはクローディアの病んだ精神の迷宮へと踏みこんでゆくが…。人間心理の深奥をひたむきに描きつづける作家キイスが、分裂病の知られざる世界を解明すべく自ら乗りだし、その一部始終をつづったファン待望の作品。多重人格の驚異を描いたベストセラー『24人のビリー・ミリガン』につつぐ、驚愕の心理ノンフィクション。

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