絲山秋子『離陸』

書誌情報

  • 離陸りりく
    絲山秋子いとやまあきこ
    2017-04-07
    文藝春秋 文春文庫
    国交省から矢木沢ダムに出向中の佐藤弘のもとへ、ある夜、見知らぬ黒人が訪れる。「女優の行方を探してほしい」。昔の恋人はフランスで、一人息子を残して失踪していた。彼女の足跡を辿る旅は、弘の運命を意外な方向へ導いていく。“生きている者は皆、離陸を待っているのだ”。静かな祈りで満たされた傑作長編小説。

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