絲山秋子『夢も見ずに眠った。』

書誌情報

  • 夢も見ずに眠った。ゆめ も みずに ねむった
    絲山秋子いとやまあきこ
    2019-01-29
    河出書房新社
    夫の高之を熊谷に残し、札幌へ単身赴任を決めた沙和子。しかし、久々に一緒に過ごそうと落ち合った大津で、再会した夫は鬱の兆候を示していた。高之を心配し治療に専念するよう諭す沙和子だったが、別れて暮らすふたりは次第にすれ違っていき…。ともに歩いた岡山や琵琶湖、お台場や佃島の風景と、かつて高之が訪れた行田や盛岡、遠野の肌合い。そして物語は函館、青梅、横浜、奥出雲へー土地の「物語」に導かれたふたりの人生を描く傑作長編。

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