現代文学100字レビュー
ピックアップレビュー
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無名の童話作家の遺稿を「発見した」ことにされ脚光を浴びる助教授と、殺されてゆく関係者、アトランティスの謎。いろんな趣味断片をぶち込んだミステリーで、読む人を選びそう。「文学の持つ力」への信頼と憧憬も。文学(小説)
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得意な種類の短編集のはずなのだが落ちきらない、能天気じゃいられないどんより感が色濃い。肩凝りが原因での殺人事件も「ありうる」と思ってしまえば痛々しい。方向音痴の「タクシー」はその中でも突き抜けた笑い。文学(小説)
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平賀源内の評伝。奇才が描く奇才の生涯。一般の源内像ってエレキテルしかないわけだが、いま彼を読み直す意味ってったら何? ともかく野心的でありつつもちゃんとした学者って感じがする。思考手順はまっとうだし。文学(小説)
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五分だけ時のずれたパラレルワールド。日本はポツダム宣言を受諾せず、現在に至るまでゲリラ戦が続いている。日本軍は地下帝国を築き、世界一美しい軍隊と優れた文化を保持する。とにかく「うまい!」の力作。右翼?文学(小説)
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ヘミシンクを通じたガイドたちとの対話。2012年目前、「世界がどのようにできているか」の話であり、それを踏まえてどう生きるべきかという話。オカルトと切り捨てるには勿体無い。量子宇宙論へ至る過程は面白いよ。哲学




