現代文学100字レビュー
ピックアップレビュー
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新聞・雑誌に書いた書評を集成。良い書評が満たすべき条件、とあとがきで論じられてて、でもそんな良い書評を書く気はないって言い切る、そんな種類のテキストが165編。1つが短めなので機能性重視という感じもする。総記
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とにかくアイデア豊富な笑うしかない短編集。「取扱説明書」が大好き。架空のメカの取扱説明書で、パスティーシュの笑いという模範。表題作も架空の秘湯を紹介するガイドの形態をとっていて、著者の魅力全開の傑作。文学(小説)
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煩悩の数だけ並べられた、生きる喜び論考。「健康よりも快楽が大事」なのは同意だが、挙げられる快楽は語学だったり光通信だったり「オペラ練習してます」だったりで、日常エッセイじゃん。いや日常こそコレ快楽か。文学(エッセイ)
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デビュー作たる長編。明るいガキじゃカッコ悪いと人殺しのトラウマを「捏造した」高校生達。ある日殺した少女が町へ帰ってくる、記憶を歪めて。自分が嫌いだから偽の自分を作りだすってのは程度の差こそあれ皆同じ。文学(小説)
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暴力、犯罪、家族離散、ストーリーを語ると社会面ネタの盛合せみたいだが、少年の荷として重過ぎる運命に生を祈りたくなる。「一人一人」が駆け抜ける地獄を見てるだけの無力さで救われない。圧倒的読後感に吼えて。文学(小説)




