現代文学100字レビュー
ピックアップレビュー
-
15人の作家論。ケルアックから山田詠美まで、論の分量もバラバラなんだけど、「全部僕の好きな作家です」の統一感でその魅力が伝わる。特に日夏耿之介の詩作は精密に分析され、知らなくても読みたくなるような出来。文学
-
その日あったエピソードを短文にし短歌にした一年間の日記。短歌という器の大きさ(こんな普通の感興がちゃんと乗せられてる)を感じることもあれば、コンディションが悪めに見える日もある。そんな短詩のある暮らし。文学(詩歌)
-
無限カノン三部作完結編。日本でない日本、天皇の影響外にある択捉でカヲルは不二子の影を雪に埋める生活を送る。恋を異界から蘇らせようとするようなカヲルの修練、老成して「島田雅彦」になっちゃったような言動。文学(小説)
-
若者の悩みに答えた誌上人生相談。恋とか学校生活とか下世話な相談に親のように友のように語る。「おおいに悩み、男を磨け」と言い切る著者晩年の言葉。まずやってみりゃいいじゃないか、が基本にあって気持ちいい。文学(エッセイ)
-
インド、ネパール、シルクロード。途中手紙調で描かれるカトマンズの風景、麻薬で死んだヒッピー、沈没する雨の部屋は、この種の旅の危険性を明確に示す。外界への、生への興味を徐々に失って行くオン・ザ・ロード。文学(日記・紀行)




