現代文学100字レビュー
ピックアップレビュー
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これまでの作品に比べても捻りの少ない、小学五年生的な生活を丁寧に映す小説。少年らしい「世界の狭さ」が懐かしい。自分の感情を未だ名づけえない時代。でももっと奇抜なこと書いてるほうが似合う作家だとは思う。文学(小説)
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人間の生き様死に様を追ったルポ八本。虐げられた人々、あるいはそれでも逞しく生きる人々…。著者は不用意な情を控えているけれど、情なんて必要としてこなかった人々の物語なわけだな。あるいは誇り高き人々のか。文学(小説)
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ミュージカル作品。真っ当に「シンデレラ」。ちゃんとハッピーエンド。そうなるとあとは細部の遊びということになるわけだが、目指した「子供と一緒に見られる芝居」として成功してるし、大人も笑える部分があるよ。文学(戯曲)
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宇宙人の占領下、滅亡がかかる東京の夜に、風俗店でSMをちょっと試してみる。卑近なモノばかりが右から左へ流れるモノローグ。このくだらなさ。社会批判でもなくって、そんなんでよくね?って力の抜け方があるだけ。文学(小説)
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消耗品シリーズ8。発表順とは逆に並べられてて、『半島を出よ』脱稿に始まり書き始めてない時期まで時間を遡ることになる。世界情勢・経済状況の話が多いが、世界が「平和になっていく」章立てだとしたらやりすぎ。文学(エッセイ)




