現代文学100字レビュー
ピックアップレビュー
-
読書をめぐるエッセイ。「日々の糧と回心の契機」を本の役割として問うくだりは、やっぱり自分と同じ種類の人間であると親しみも湧こうというもの。必読の99冊を挙げる試みはすごいね。この海の広さを感じさせるし。文学(エッセイ)
-
漱石の文体を模写したパスティーシュ、苦沙弥先生の殺人事件を巡る推理モノ、さらにはSFテイストまで入った「勝手な続編」。原作を読んだ人はニヤリとできる仕掛けが大小いっぱいで、なんてサービス精神旺盛なんだ。文学(小説)
-
2010年国立新美術館「オルセー美術館展」の公式本。名画をモチーフに書かれた小説と、画家たちの街ガイド。ドガの踊り子、モネの日傘の女などを一人の女性の生涯として繋ぐ小説は「こうやるしかない」ながらまとも。芸術・美術
-
定年退職をした男が死に場所を求めて過疎化した郷里へ帰る。そこには彼の一家を墜落させた猟奇殺人者が暮らしている。おどろおどろしい復讐劇となってゆくのだが、持続する怒りのパワーでのごり押しが快かったりと。文学(小説)
-
少年時代を思い返し学校生活、友達、恋などを綴ったエッセイ集。それぞれのエピソードにはあたたかな心の交流があり、良くも悪くも文部省推薦的。あるいはこれを褒めておかなければ嫌な奴だと思われるかもしれない。文学(エッセイ)




