現代文学100字レビュー
ピックアップレビュー
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文学史を俯瞰して、綿矢りさなど近年のモードを容れなおす試み。講義形式の語りがベースになっているので、やや掘り下げ方が浅い。別のOSによって書かれた小説だという時、新しいOSでもっと震える体験をしてみたい。文学
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西原画伯とのコンビ第三弾、理科から社会へ。地理歴史政治経済と全部入っている。社会科はこんなにおもしろいんだよ、という本なのだが、単なる紀行エッセイだったりする。西原の漫画のほうがためになったりもする。文学(エッセイ)
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サラリーマンという身近な題材だけに分かりやすい。そのリアルさが心地よい。どれも声が聞えるようだ。「マキエダ」がいい。電車で読んでたらニヤニヤしてしまって大変だ。イッセーによる漫画もいい味を出している。文学(戯曲)
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漫画が入ってたりする短編集で、『時々、風と話す』の続編にあたるわけだな。危なっかしい10代のバイク風景をセンチメンタルに描く。絵も文も非常に甘口だ。退屈だったり空腹だったりするけれどバイクは風を切って。文学(小説)
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「雪沼」という静かな田舎町に暮らす人々を描いた連作短編集。店を閉める日のボーリング場経営者が、ピンの倒れる音に耳をすます。なんて読者も思わず息を詰めちゃうような、静謐で美しい空気感が満ちている作品だ。文学(小説)




