現代文学100字レビュー
ピックアップレビュー
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クリストファー・コロンブスになるために、お弁当をもって出発しよう。金子光晴や『カール・マルクス』が踊る優しい寝物語。これほど知的でこれほど意味不明瞭な物語を誰が書けるだろう? 栄光のポストモダニズム。文学(小説)
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シリーズ第三弾は東京論。いや、イナカ論。トカイとは、イナカとは何なのか、日本は何が変わって何を失ったのか、という足元をキチンと見極めておこうということ。しかし、何と分かり易いのか、この親切設計は貴重。文学(エッセイ)
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アスピラント教子とともに修道院を抜け出した朧は五島列島へ向かう。妊娠することのない教子を抱きながら神について考える。知恵熱に浮かされているだけなんだ。宗教を語りつつ通俗的であろうとあえてやってるのか?文学(小説)
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おなじみメンバーによる座談会第二弾。ロウソクと電球はどちらが強いかとかバカ話もおなじみ。沢野がボケ、椎名がうろつき、目黒が中道を歩んで、木村が(さすが弁護士)正解にたどりつくという四人のバランスがいい。文学(エッセイ)
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とにかく長い。冗長だと言ってもいい。路地を消滅しつくした後の苦悩が手に取れるようだ。胸に青あざをもった三人の男を中心とした右翼の失地回復作戦。終盤、八犬伝的冒険活劇になりつつ未完で終わる大長編遺作だ。文学(小説)




