現代文学100字レビュー
ピックアップレビュー
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タイへの卒業旅行に出る女性二人。それぞれが体現する自分にとってのアジアがしんみりとすれ違って、人の数だけある現実の描出で読ませる。少数民族が青空に向かって蹴り上げるプレンカ(ブランコ)のイメージもよい。文学(小説)
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家庭の無理解に苛立ちながらパートに出る子持ち主婦と、事件の記憶を封じ込めたまま学生気分の起業家、女同士の交流とすれ違い。安易な共感を拒むような、それでいて身が切れるようなリアリティが人物を厚くしてる。文学(小説)
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愛とは何か?を探求し続ける舞城がひとつの形として示した「家族愛」。ぐいーんって空飛んだり猫がトトロになったり学校襲われたりするわけだが、それで立ち現れてくる愛が胸に迫るね。迎合しない態度は相変わらず。文学(小説)
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自分をアタと呼び猫のキイロとラジオのミロリロリとで毎日を遊ぶ女の子を主人公とした童話。魂を追いかけてみたり心温まるエピソードはなく、かといってシニカルな笑いでもない。どんな読者を想定しているのか不明。文学(小説)
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韓国、ミャンマー、ベトナムとアジア紀行第三弾。「酒と女」で溶け行く無頼人生ルポの狭間から叙情が漏れ出る瞬間がある。ジョジョーと。そこで「縁」なんて言われると、それも良し悪しだよなと思う。漫画も辛いね。歴史




