現代文学100字レビュー

ピックアップレビュー

  • 『1Q84 BOOK1/BOOK2』表紙
    同時進行する2つのストーリー、現実世界とあちらの世界とか、宗教に暴力に性とか、キャリアの集大成と言うか自己模倣と言うか迷ったり。文体の華も取っ払って、伝えたいこと詰めで。まぁこれで完結してはないよね。
    文学(小説)
  • 『月の砂』表紙
    かつての自分に拘泥する小さなプライドは哀しいよね。そこから微妙にずれてしまった今の姿を、同胞として描き出す。温かな揶揄。短編集としての完成度もランクアップし、ストンと切り落とす余韻が哀しさを煽ってる。
    文学(小説)
  • 『海を見にいく』表紙
    海を遠望する写真と文章を集めたもの。既出作品からの転載を含むため、ファンには「損」な感じもするかと思われる。ところどころハッとするようなロマンチックな文章もあるしガクの写真も可愛いので許せはするけど。
    文学(エッセイ)
  • 『名前のない商店街』表紙
    1976年から80年に歌われた第二詩集。死んだような街で、何も始まる気配のない街で、何かを待っている。思いきって泣けないだけの淋しさが溢れている。きっと人間が好きなんだろうな、という優しい視線と温かな和音。
    文学(詩歌)
  • 『永遠の島』表紙
    バミューダ海域のように船が消える事件。中心となる日本海の孤島・匂島では何が起こっているのか。秘密を握る老人は驚異的な若い肉体を持っている。科学的な考察が多くまるで古きよき時代のSFのようだが、やや力技。
    文学(小説)

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