現代文学100字レビュー
ピックアップレビュー
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映画の断片がパッチワークになってて、小説としてのストーリーを覆い尽くしてる。どこから読んでも、どこで読み終えてもいいよという実験的な作品だが、企ても「映画が好きなのね」で終わってる気がしないでもない。文学(小説)
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教育の次は宗教に挑む長編。ジブ教・アルカマ教・サライ教という三大宗教によるパラレルワールド。切り刻み方は実に清水流だが少々遊びすぎ。あるいは「宗教はこれくらい笑っちゃったほうがいいのだ」という主張か。文学(小説)
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未完の恋愛小説。愛を求めては傷つき、それでもなお求めてしまう魂の彷徨。純粋さを希求する登場人物達の切なさが、自己がなくなるまで自分を追い詰めるような文体で描かれている。淋しいから人は求めるのではない。文学(小説)
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ドラッグと暴力に満ちたムスリム・トーキョーに予言者が迷い込む。宗教やファッション、自分探しといった心理学的要素などさまざまな物語を古典的小説の枠に圧倒的迫力でぶちこんだ近未来長編。結末の不快感も絶妙。文学(小説)
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写真がメインで、文章が少し。からす島にメキシコともとより多目的な旅であったから写真もそれぞれ「不揃いな薪」のように彩り豊かだ。モンゴルの不良にノモンハンの砲弾とか。虎の子を抱く村上のひきつり顔も素敵。歴史




