現代文学100字レビュー
ピックアップレビュー
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『にょっ記』の続編。変わらずゆるい笑い。イラストや造りも変わらず可愛い。グミは揉むものだし背中は洗わない派だし、そのトボケ具合に思わずツッコむ。でも前作の跳び方に比べたら落ち着いちゃった感があるかも。文学(エッセイ)
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ポジティブな姉と成長する兄弟、ドブの底で泥食って生きる底辺の人間達の繊細にして感動的なドラマ。一人残らず幸せになってほしいという祈りが降り注ぐ。ホームレスにもチンピラにも捨てられた子にも捨てる親にも。芸術・美術
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「この国には個人という概念がない」という類の言い方が本当に似合う人だよねぇ。「誰も作家のメッセージなんか必要としていない!」との帯キャッチだが、リスクとコストだとか作家らしからぬメッセージのエッセイ。文学(エッセイ)
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季節の絵本第二弾。全面的に桜色な、春の風景。散った桜が池に浮かぶ絵とかいいね。「あめぽぽぽ」が五音なら「ほわほわさくら」は七音で、そういったところにも歌人のリズム感が出てるのかな。音読するとよりよい。絵本
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歴史考察10冊目は一冊全部信長。特に宗教との関わり方については、世の信長像の最も誤解の大きなところとして精密に検証される。比叡山焼き討ちは残虐さを示さないとか。「本能寺の変」については意外にさらっとで。歴史




