現代文学100字レビュー
ピックアップレビュー
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「空中浮揚するヨガの達人に会いにいこう!」というインド紀行。哲学的なことなんて語ってやるものか、インドがナニサマじゃい。という姿勢が頼もしい。ガンガーに沐浴し、土産屋にからまれ、相変わらずのシーナ節。歴史
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結婚を目前に控えた新聞記者が蹴躓く現実。愛にあがいているが何も望んでいない空疎な青年像。生を覆う曖昧な苛立ちは『ブエノスアイレス~』に近い。誰かが言ってたような気がする「沸点の低い怒り」が顕著な長編。文学(小説)
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有人火星調査とそれに絡む騒動を描くSF。と見せかけながら政治小説であったりして社会問題がぎちぎちに詰まってる、そしてなおかつ思索的でメタ的な作品、と造りこみ水準が高い。新しい世界の曙光が自信たっぷりに。文学(小説)
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もちろん『イミダス』のパロディ。新語、人名、地名などが列記解説されている。トレンドとか逆玉とかキレカジとかここで言う「新語」は今やツライのだが、当時の流行をテーマにしたエッセイとして懐古的には読める。文学(エッセイ)
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『Helpless』の続編にあたる長編。自分を捨てた母との再会から、血に抵抗しそれでも逃れられない宿命の連鎖を描く。中上健次のモチーフをいろんなレベルで再利用していて、『枯木灘』を読んでるような気がしてくる。文学(小説)




