現代文学100字レビュー
ピックアップレビュー
-
奄美大島再突入/日本海あじあじ横移動/モンゴロイドの血が騒ぐ/さまよう脳細胞/魚とプロレス/ヨロコビのピェンロー/阿波でドイツとタコ絶賛/マホービン的問題/など。タイトル列記で逃げる赤マントエッセイ。文学(エッセイ)
-
催眠療法、カルト、多重人格、トラウマなど心理分野を掘り下げたシリアス長編。いわば流行り物だけれどもしっかりと勉強をしてきちんと伝えようという姿勢が印象的だ。特に突発的逆行催眠から終末への流れは美しい。文学(小説)
-
『忘れられた帝国』で「郊外」というテーマを打ちたてた頃のインタビューと対談集成。デビュー以来の作品を語り、文学理論を語る。対談相手は大江健三郎など多士済々だが、とりわけ宿敵中上健次との緊迫感がすごい。文学(エッセイ)
-
作家の日記なんて出版された時点でフィクションであるから丸呑みすると痛い目にあうのだが、ともかく95年5月から1年半の日記。慌ただしくも全国を駆け巡り飲み踊り、ベタベタと前ヒレで地面を叩き歩く魚なのである。文学(エッセイ)
-
ただでさえ男と女の性の匂いで窒息しそうなのに、改行で意識を途切れさせることさえまどわしいというように連綿と連なる言葉群。凝縮されて染み出した汁のように艶めかしい短編集。谷崎潤一郎へのアンサーでもある。文学(小説)




