現代文学100字レビュー
ピックアップレビュー
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戯曲集。小学館文庫にまとめられたものに比べると、若干シュール度が高い。「脳コントロールバンド」なんてSFだし。分かる分かる、でなく「そんなことあるかよ」という笑いだったりする。どちらにしても幸せな一冊。文学(戯曲)
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満たされない「家族欲」に引き裂かれた少女が求める擬似家族。それは子供の頃に堪能しておくべき依存をやり直す作業だ。無感覚になれたらどれだけ幸せだろう? お金の使い方やお茶の淹れ方にもルールがある世界で。文学(小説)
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スターバックスという特別な空間が大好きな人達の、スタバ短歌を鑑賞する。企業PR的な企画ではあるのですが、場としての聖性みたいなものの効果でかな、いろんな想いが浮かんでは消えるキュートな読み物になってる。文学(詩歌)
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全共闘を生きた男が現代に甦る小説作品。あのとき感じてた気分を伝えたい、は伝わる。熱い想いは今どこへ向かうんだろうね。自主運営文化祭楽しそう。ラッパーのアジがラップとしてもダサイというのは致命的だけど。文学(小説)
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百年後のタクシーってこんな感じ?って想像を著者が楽しんでる正統的SF。宇宙物理学や遺伝子工学、人類考古学など詰め込んでお得感あるね。「脳の傾斜」という新鮮な論説や「21世紀末」のカタルシスぶりはなかなか。文学(小説)




