現代文学100字レビュー

ピックアップレビュー

  • 『逃げ歌』表紙
    没落した山村の名家、畢生の詩、革命家の爆薬、いろんな意志が見え隠れしながらそれは形になることがない。口先だけの弱い人物ばかりが夢と現を行き来する。ただ都会的なものから、現実から、逃げているだけなのか。
    文学(小説)
  • 『お金物語』表紙
    貨幣制度、倹約、遺産相続などお金をテーマとした短編集というかエッセイ集。お金のこととなるとみなドタバタ喜劇になってしまうのは何故だろう。でもゴタゴタを通してもいい奴ばかりになるのは著者の作風ではある。
    文学(小説)
  • 『にっぽん・海風魚旅 5 南シナ海ドラゴン編』表紙
    海辺の町を訪ねるシリーズ最終巻。沖縄、山口、山形など食べて飲んでズリズリ歩いて、特別編でベトナムまで入ってる。日本の海が(あるいは漁業が)今どういう状況になっているのか、を調査したルポとしても良く完結。
    文学(日記・紀行)
  • 『線路の果てに旅がある』表紙
    微妙にブームが続いている廃線後探訪記からはじまる紀行文。終着駅にこだわった終盤の慕情がいい。やはりローカル線の味わいはいい。「八高線は関東武士」は八王子に住んでいた学生時代に何度も乗った僕もそう思う。
    歴史
  • 『プロパガンダ・デイドリーム』表紙
    戯曲。マスコミが作り出す「世間」と、世間様に顔向けができなくなった者達のコミュニティー。スキャンダルで「有名」になったら何が変わるのだ? 武装戦線無意味派の無意味な言動を待たずともそこに悪意は宿って。
    文学(戯曲)

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