現代文学100字レビュー
ピックアップレビュー
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適当に遊んで適当に恋して毎日どうでもいいことして過ごす大学生。でもそれが僕の青春なんだ、って胸張るような意志はある。何もなくても共感をちゃんと受け入れる用意があり、丁寧な造りが好印象の第一作目の小説。文学(小説)
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この手の龍エッセイ読むたびに後悔するんだけど。コンパにブランド買い漁りだとか、ダメなら放っておいてはどうか。かつ「今、南フランスのカシスという小リゾートにいる。」という類の書き出しはダメだと思うのよ。文学(エッセイ)
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表題作はオカマと暮らす男の物語。成長してゆく自分をビデオカメラ越しに見つめる手法で、その構図の妙味で読ませる。ホントは痛いはずなんだよ、それは。併録の高校水泳部青春モノは平凡なだけに安心してみたりも。文学(小説)
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語られてることは理解できるのに、この語り手が何を語りたいのか全体を捉えようとすると分からなくなるという、この不安な感じが味わいどころ。ストーリーよりは文体と方法論に拠ってる。意識の流れに意識的な作品。文学(小説)
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特にテーマもないエッセイ集。シリーズ化されているし、彼における「村上朝日堂」なのかもしれない。その第一弾。『ノルウェイの森』で直子が歩いたコースを実際に辿る一文が興味深い。なるほどこうやればいいのか。文学(エッセイ)




