現代文学100字レビュー
ピックアップレビュー
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漫画が入ってたりする短編集で、『時々、風と話す』の続編にあたるわけだな。危なっかしい10代のバイク風景をセンチメンタルに描く。絵も文も非常に甘口だ。退屈だったり空腹だったりするけれどバイクは風を切って。文学(小説)
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短編集。主人公である予備校生の苛立ちが全てを覆う表題作がすばらしい。なにしろ一息つける部分が全くないのだ。全ての文章で刺のある言葉が選ばれていて、改行改段も少ない。息苦しさが満点。鬱屈する青春の鏡だ。文学(小説)
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鴨ちゃんが帰ってきた、出戻り編。子育てエピソードとしての笑える漫画はいつもどおり声だして笑う、一方で描き下ろし含む鴨ちゃんの「死に至る病」はまた別の完成度を見せてて、むしろこちらが本巻の主役。泣くよ。芸術・美術
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田舎の素朴な風景を撮った写真と、それに添えられた文章からなる。どこまでも伸びる道、冬の祭り、気の置けない仲間達とのキャンプ、なにより子供達。モノクロームの世界で止まった時間が語りかけてくる彼らの時代。文学(エッセイ)
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映画、絵画の話を中心にじっくり。横尾が繰り出す霊的な話題に、深い理解と完璧な拒絶を選り分ける淀川の言動は謎。共に口調がちゃんと再現されているので声が聞こえるのだが、対話が噛み合っているのかどうかは謎。文学(エッセイ)




