現代文学100字レビュー
ピックアップレビュー
-
牢獄の恐怖と服従の中、小説を書くことが精神のバランスを保つ唯一の方法。「蘇生ダンス」の寒さとか獄中描写もいいけど「小説を書かせろ」という執念の描出が凄まじいね。それがすでに狂気。罪の浄化って何だろう?文学(小説)
-
「おいしいと思うレストランはいくつもある、だけど、『すごい』と思う料理が出てくるのはハウステンボスの『エリタージュ』だけだよ」初恋の人と再会、食事をするが料理が主役。「味」はいろんなものを呼び起こす。文学(小説)
-
女子中学生に中年男が教えを説く。退屈な社会で生き残るための術、淡くて脆い恋心の対処法。思春期と言ってしまえばそれまでの不安定な年頃、現代的な問題を取り上げながらも結局は全時代共通。学外の危い教師ぶり。文学(エッセイ)
-
映画撮影現場を舞台にしたドタバタコメディ。老俳優をネタにした賭けっていう趣味の悪さも現場っぽい。老いの哀切とか文学的な深みはまったくないけど、脚本の改稿からのクライマックスは声出して笑った。コントか。文学(小説)
-
金は人を狂わせる。意外な展開で大金を手にしたり借金を踏み倒したりする、なるほど上手いねって短編集なのだがみな犯罪です。小学生にねずみ講を思いつかせちゃいかんだろ。ちょっといい話にしても援助交際もダメ。文学(小説)




