現代文学100字レビュー
ピックアップレビュー
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ややこしいことをやる人だ。これはエッセイという形態を模倣したパスティーシュ小説集である。パソコンが苦手なんです、とか、セントニベアでのんびりしている、とか読後感は完全にエッセイ集なのだ。まぎらわしい。文学(小説)
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テレビ番組「夜中の学校」で放映されたミニ講義。内容はソシュール言語学風な「コトバ以前の何者か」について。序説どまりじゃどうしようもないとは思うのだが、言葉を職業的に使うなら知っておくべき基礎ではある。言語
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エッセイ集。男がこのタイトルを読むのは勇気がいるけども。ニューヨーク、メキシコ、キューバから届けられる著者のそつない言葉に、女の子はときめいたりするものなのだろうか。自分は特別だと思いたいのだろうか。文学(エッセイ)
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家に残る記憶と気配。人も猫もここで暮らしたという不定形な古写真がぽこぽこ沸いてくる。野球場なんかの無駄に長い細部も全部思索の速度に則っているので、読むことと考えることがイコールになるという読書体験が。文学(小説)
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『季節の記憶』の続編で登場人物に猫の茶々丸が加わる。子供と猫という無敵の武器を絡ませたらそれだけで微笑ましい生活が描き切れてしまうのだが、「観念的」な輪が全体をくるんでるので考えさせられる部分は多々。文学(小説)




