赤坂真理
赤坂真理プロフィール&ガイド
赤坂真理おすすめ本ベスト
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自分の中で振動する不可知の領域を抉じ開けるのは吐き気と体温。肌に浮き出てくる前の、奥にある温度。言葉がバラバラに解けてしまって表層的なものは何も要らなくて、コンビニで会った男と旅するしかなくなるのだ。文学(小説)
赤坂真理レビュー一覧(7冊)
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東京裁判と「天皇の戦争責任」を考える長編小説。ディベートでは「そうだったのか」と発見もあったが、法学的議論では終わらなくて。時空を超えるファンタジックな要素がありながら「私」小説であるところも赤坂的。文学(小説)
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短編集。観察者としての眼が肉体からズレて外側にあるような、著者独特の浮遊感は楽しめる。でも内省も衝動も突き抜けず、文字遊びも余計に世界を小さくしてるような。雫したたる「桃」のエロさは濃密でいいけどね。文学(小説)