赤坂真理

現代文学100字レビュー

赤坂真理プロフィール&ガイド

赤坂真理(あかさかまり)―1964年、東京都杉並区出身。小説家。

編集者を経て1995年「起爆者」(『コーリング』に所収)でデビュー。2000年『ミューズ』で第22回野間文芸新人賞、2013年『東京プリズン』で第23回紫式部文学賞受賞。

河出書房新社のJ文学戦略における主要兵器の一人として『文藝』に出ずっぱりでした。推量も結論もいらないからここに居られるだけの理由がほしいというような危うい性急さが魅力。『ヴァイブレータ』からまず手にとってみてほしいのですが絶版なので、手に入りやすさでいうと『蝶の皮膚の下』でしょうか?

つながり作家

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レビュー一覧

赤坂真理『東京プリズン

『東京プリズン』の表紙画像
評価
★★★★☆
発行
2012/07 河出書房新社
種類
文学(小説)
目次
第1章 十五歳、アメリカ最果ての町にて / 第2章 謎のザ・ロッジ / 第3章 マッジ・ホールに潜入せよ (ほか)
所要
5時間

東京裁判と「天皇の戦争責任」を考える長編小説。ディベートでは「そうだったのか」と発見もあったが、法学的議論では終わらなくて。時空を超えるファンタジックな要素がありながら「私」小説であるところも赤坂的。

赤坂真理『彼が彼女の女だった頃

『彼が彼女の女だった頃』の表紙画像
評価
★★★☆☆
発行
2003/07 講談社
種類
文学(小説)
目次
幻の軍隊 / 旅をする者 / 桃 (ほか)
所要
2時間10分

短編集。観察者としての眼が肉体からズレて外側にあるような、著者独特の浮遊感は楽しめる。でも内省も衝動も突き抜けず、文字遊びも余計に世界を小さくしてるような。雫したたる「桃」のエロさは濃密でいいけどね。

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作品名 かな 発行日 種類 評価
作品名 かな 発行日 種類 評価
東京プリズン とうきょうぷりずん 2012/07 文学(小説) ★★★★☆
彼が彼女の女だった頃 かれがかのじょのおんなだったころ 2003/07 文学(小説) ★★★☆☆
ミューズ みゅーず 2000/02 文学(小説) ★☆☆☆☆
コーリング こーりんぐ 1999/06 文学(小説) ★★☆☆☆
ヴァイブレータ ばいぶれーた 1999/10 文学(小説) ★★★★★
蝶の皮膚の下 ちょうのひふのした 1997/03 文学(小説) ★★★☆☆
ヴァニーユ ばにーゆ 1999/03 文学(小説) ★★★☆☆

これから出る本、最近出た本

赤坂真理『東京プリズン』
2014年07月08日 河出文庫 994円
赤坂真理『愛と暴力の戦後とその後』
2014年05月16日 講談社現代新書 907円
赤坂真理『ヴォイセス/ヴァニーユ/太陽の涙』
2013年04月05日 河出文庫 788円

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