梅原猛

梅原猛プロフィール&ガイド

梅原猛(うめはらたけし)―1925年生まれ。2019年死去。宮城県仙台市出身。哲学者。

哲学者で、大学教授などを歴任する。日本古代史を照らす多くの著書で知られる。スーパー歌舞伎「ヤマタケル」など戯曲もある。

1972年『隠された十字架』で第26回毎日出版文化賞、1974年『水底の歌』で第1回大佛次郎賞、1999年その活動により文化勲章受賞。

中上健次との共著で読んでいるに過ぎませんが……。

関連作家・似てるかも作家:関裕二 黒岩重吾 原田実 和辻哲郎 田中英道 中沢新一 空海 瀧音能之 五木寛之 釈徹宗

梅原猛レビュー一覧(2冊)

  1. 『甦る縄文の思想』表紙
    縄文文化を思想として体現しうる学者梅原と、縄文的感性で小説世界を構築する作家中上の対談。追悼的に出版された中上論でもある。確信的に土俗熱量を利用する作家の力強い言葉を見るたびに早過ぎる死が惜しまれる。
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  2. 『君は弥生人か縄文人か』表紙
    黄泉の国熊野をとっかかりにアイヌ、柳田国男を考え「日本人とは」に迫る対談集。梅原の講義を中上が聴くという趣向。縄文文化、弥生文化をうまく利用しながら、さて今文学では何ができるのか、という作為的な問い。
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