いしいしんじ

いしいしんじプロフィール&ガイド

いしいしんじ(いしいしんじ)―1966年生まれ(58歳)。大阪府大阪市出身。小説家。

1994年 『アムステルダムの犬』でデビュー。

2002年『麦ふみクーツェ』で第18回坪田譲治文学賞、2012年『ある一日』で第29回織田作之助賞、2016年 『悪声』で第4回河合隼雄物語賞受賞。

関連作家・似てるかも作家:今村夏子 町田康 ミヒャエル・エンデ 堀江敏幸 梨木香歩 柴崎友香 小川洋子 田口ランディ 小山田浩子 滝口悠生

いしいしんじおすすめ本ベスト

  1. 『ぶらんこ乗り』表紙
    声を失った弟の創作ノート。「手をつないだままではいられない」空中ブランコ乗りとか「ハトのたま」とか、彼の物語が定型的でありながら新鮮。何層にもなった喪失感、でも前向きな余韻が残る構成が心に響きまくる。
    文学(小説)

いしいしんじレビュー一覧(5冊)

  1. 『みずうみ』表紙
    水が至るところで溢れだす、明喩でも暗喩でも。湿気ばかりで前が見えず端的に読みづらいのだけど、産まれる前、意識が形造られる前の混沌に触れているような根源感がある。それゆえ第三章の哀しみが体の水分に届く。
    文学(小説)
  2. 『人生を歩け!』表紙
    大阪から出てきて暮らした「東京」を再訪。下町がその匂いを消してゆく過程というか、変わったものと変わらないものを確かめながらウォーク&トーク。「人生のおける魚介」とか無理やり人生論なんだけどゆるゆるで。
    文学(エッセイ)

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