佐川光晴
佐川光晴プロフィール&ガイド
佐川光晴(さがわみつはる)―1965年生まれ(60歳)。東京都出身。小説家。
食肉処理場で働きながら、2000年「生活の設計」で新潮新人賞を受賞して小説家デビュー。
2000年「生活の設計」で第32回新潮新人賞、2002年『縮んだ愛』で第24回野間文芸新人賞、2010年『おれのおばさん』で第26回坪田譲治文学賞受賞。
社会問題を考えさせる小説が多いです。というか、小説よりも社会に物が言いたい人なんだろうと思います。でもそのバランスがうまくはまったときには、なかなかしびれる作品になります。
関連作家・似てるかも作家:椰月美智子 森絵都 重松清 内澤旬子 佐藤いつ子 まはら三桃 朝比奈あすか 瀬尾まいこ 朝倉かすみ 寺地はるな
佐川光晴おすすめ本ベスト
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頭痛と心病みから恢復することを祈りながら長く続く苦しみ。夫婦の絆の儚さがより一層重い気分にさせられるが、正統な文学とはこういうものなのだと思ってしまうくらい力強い。独特の語り口調が上手くなじむ作品だ。文学(小説)
佐川光晴レビュー一覧(11冊)
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父親が逮捕され児童養護施設に預けられる少年、施設を運営する豪胆な伯母、子供の成長と大人の役割みたいなものが軸。個性的な登場人物が多く、鉄オタとか余剰感があちこちに伸びてるけど、逆にルポ的に読みやすい。文学(小説)
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児童虐待と、通報者への逆恨みと、児童福祉司たる主人公の正義感(あるいは独善)。著者らしい長編だなと思ってると、幻聴を伴う精神失調なんて場所にすべり落ちてて「えっここどこ?」と驚いた。ラストでは救われる。文学(小説)
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