リリー・フランキー『東京タワー―オカンとボクと、時々、オトン』

- 評価
- 発行
- 2005/06 扶桑社
- 種類
- 文学(小説)
- 目次
- 東京タワー
- 所要
- 4時間10分
母親のガンとともに闘う家族の物語。「自伝的長編」に言う言葉か分からないけど、オーソドックスで類型化可能な「感動話」。でも丁寧な心象描写に好感、つるつる読める。こういうのダメ、自分と重ねて絶対泣くから。
現代文学100字レビュー
母親のガンとともに闘う家族の物語。「自伝的長編」に言う言葉か分からないけど、オーソドックスで類型化可能な「感動話」。でも丁寧な心象描写に好感、つるつる読める。こういうのダメ、自分と重ねて絶対泣くから。
初の小説集。モヤモヤを放てなくてどんより重い腰、地雷で吹っ飛んだ脚、なんだか身体を持て余して捨鉢になってるような無力感が全体にある。寓話だとしても得るものはあんまりないんだけど、現代的と言えば言える。