佐伯一麦

現代文学100字レビュー

佐伯一麦プロフィール&ガイド

佐伯一麦(さえきかずみ)―1959年、宮城県仙台市出身。小説家。

1984年「木を接ぐ」(『雛の棲家』に所収)で第3回海燕新人文学賞、1990年『ショート・サーキット』で第12回野間文芸新人賞、1991年『ア・ルース・ボーイ』で第4回三島由紀夫賞、1997年『遠き山に日は落ちて』で第1回木山捷平文学賞、2004年『鉄塔家族』で第31回大佛次郎賞、2007年『ノルゲ Norge』で第60回野間文芸賞、2014年『渡良瀬』で第25回伊藤整文学賞受賞。

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レビュー一覧

佐伯一麦『一輪

『一輪』の表紙画像
評価
★★★★☆
発行
1991/02 福武書店
種類
文学(小説)
目次
一輪 / ポートレート
所要
1時間30分

電気工とヘルス嬢との恋。二編で裏表。誰も卑屈じゃない、世間が気にならないくらいの純愛。ボタンを掛け違えたスレ違いとか、基本に忠実なストーリーでいわば古臭いんだけど、語り口が誠実なので引き込まれる佳作。

佐伯一麦『ア・ルース・ボーイ

『ア・ルース・ボーイ』の表紙画像
評価
★★★★☆
発行
1991/06 新潮社
種類
文学(小説)
目次
ア・ルース・ボーイ
所要
1時間50分

高校中退の少年と、私生児を産んだ少女が職安を訪ねるシーンから。若い苦さと居場所のなさを描いたみずみずしい青春小説。電気工として手に職をつけていく過程とか、語りが丁寧なため情景が心象となって染みこむよ。

これから出る本、最近出た本

佐伯一麦『麦主義者の小説論』
2015年02月25日 岩波書店 2484円
佐伯一麦『とりどりの円を描く』
2014年09月25日 日本経済新聞出版社 2592円
佐伯一麦『日和山 佐伯一麦自選短篇集』
2014年06月11日 講談社文芸文庫 1620円

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