岡崎祥久

岡崎祥久プロフィール&ガイド

岡崎祥久(おかざきよしひさ)―1968年生まれ(55歳)。東京都出身。小説家。

1997年『秒速10センチの越冬』で群像新人文学賞を受賞し、デビュー。

1997年『秒速10センチの越冬』で第40回群像新人文学賞、2000年『楽天屋』で第22回野間文芸新人賞受賞。

群像出身らしく軽妙な自己言及と虚無感のある作家。文庫にしてくれたらもう少し手に取りやすいし薦めやすいんですけどね。

岡崎祥久おすすめ本ベスト

  1. 『独学魔法ノート』表紙
    魔法に憧れる中学生。少年期の世界拡大物語として微妙なとこで成立してる。ファンタジーでなく、かといってリアリティもない、思考実験に近い青春小説。大人になるってのはカップを立てられることじゃないんだよね。
    文学(小説)

岡崎祥久レビュー一覧(9冊)

  1. 『文学的なジャーナル』表紙
    メモ書きから過去の日記を起こして、時系列もバラバラに再構成したもの、という謂のウェブ連載。その出自が嘘か本当かはともかく、また「文学的」なのはどの辺なのかと穿つことなく素直に読めば、ファニーな断片集。
    文学(小説)
  2. 『ctの深い川の町』表紙
    貴族風の制服でゆっくり町を流すタクシー運転手。同僚や客(数学者?)と不思議な会話をしたりするのだが、何にもない。何にもないただの生活を描いて、焦れるべきところでなかなか焦れない小説。ここから出てどこへ。
    文学(小説)

岡崎祥久の新刊・近刊

  • 岡崎祥久『ファンタズマゴーリア = the Phantasmagoria』表紙
    岡崎祥久
    2014-09-30
    講談社
    君のためなら、時空だって超えられる。とんぼ玉に導かれて三つの世界を巡る少年マルテの、めくるめく冒険譚!
  • 岡崎祥久/水上みのり『千年ギツネ』表紙
    岡崎祥久/水上みのり
    2009-11
    理論社 おはなしルネッサンス
    心を広げてくれる、摩訶不思議。スッポンになって消えてしまったお母さん、千年生きたキツネと人間の智恵くらべなどなど11話。小学校中学年から。
  • 岡崎祥久『文学的なジャーナル』表紙
    岡崎祥久
    2008-10
    草思社
    15日前、7ヶ月前、昨日、21年前…これまで書き散らしてきた走り書きの中で立ち往生しつづける私、私、私ー。あれは本当に“私”なのか?第139...