川上弘美

現代文学100字レビュー

川上弘美プロフィール&ガイド

川上弘美(かわかみひろみ)―1958年、東京都出身。小説家。

1994年「神様」でデビュー。1996年『蛇を踏む』で第115回芥川賞、1999年『神様』で第9回紫式部文学賞および第9回Bunkamuraドゥマゴ文学賞、2000年『溺レる』で第11回伊藤整文学賞および第39回女流文学賞、2001年『センセイの鞄』で第37回谷崎潤一郎賞、2007年『真鶴』で第57回芸術選奨受賞。

『センセイの鞄』が話題になり、私もそこから入ったクチなんだけれど、この本自体は彼女の作風としては異質。川上弘美ってこういう作家なんだなと分かり、その次の作品へ進むためには、まずは『神様』から読み始めることをおすすめします。基本的にほのぼの不条理な人なんです。ようするに村上春樹における『ノルウェイの森』みたいなポジションの本なわけですね、『センセイの鞄』。

つながり作家

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レビュー一覧

川上弘美『これでよろしくて?

『これでよろしくて?』の表紙画像
評価
★★★☆☆
発行
2009/09 中央公論新社
種類
文学(小説)
目次
これでよろしくて?
所要
3時間20分

大人の女たちのおしゃべりサークル。「セックスは家事労働か?」とか男性読者としてはなかなか同席しないタイプの座談が楽しい。夫、姑との関係もなまなかではないけど、トークパートの余波で軽めに読めるっていう。

川上弘美『どこから行っても遠い町

『どこから行っても遠い町』の表紙画像
評価
★★★☆☆
発行
2008/11 新潮社
種類
文学(小説)
目次
小屋のある屋上 / 午前六時のバケツ / 夕つかたの水 (ほか)
所要
3時間10分

東京郊外、少しずつ重なりあってる住人たちの生活を描く連作。「関係性」に不倫が多すぎる一方で、あまり感情移入しない書き方になってるので、町のスケッチに留まってる感じはする。心象そつなく読後感は悪くない。

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作品名 かな 発行日 種類 評価
作品名 かな 発行日 種類 評価
これでよろしくて? これでよろしくて 2009/09 文学(小説) ★★★☆☆
どこから行っても遠い町 どこからいってもとおいまち 2008/11 文学(小説) ★★★☆☆
神様 2011 かみさま2011 2011/09 文学(小説) ★★★☆☆
風花 かざはな 2008/04 文学(小説) ★★★☆☆
機嫌のいい犬 きげんのいいいぬ 2010/10 文学(詩歌) ★★★☆☆
ざらざら ざらざら 2006/07 文学(小説) ★★★☆☆
大好きな本 だいすきなほん 2007/09 総記 ★★★☆☆
此処彼処 ここかしこ 2005/10 文学(エッセイ) ★★★☆☆
ハヅキさんのこと はづきさんのこと 2006/09 文学(小説) ★★★☆☆
夜の公園 よるのこうえん 2006/04 文学(小説) ★★☆☆☆
なんとなくな日々 なんとなくなひび 2001/03 文学(エッセイ) ★★★☆☆
真鶴 まなづる 2006/10 文学(小説) ★★★★★
古道具中野商店 ふるどうぐなかのしょうてん 2005/04 文学(小説) ★★★★☆
パレード ぱれーど 2002/04 文学(小説) ★★★☆☆
光ってみえるもの、あれは ひかってみえるものあれは 2003/09 文学(小説) ★★★★★
ニシノユキヒコの恋と冒険 にしのゆきひこのこいとぼうけん 2003/11 文学(小説) ★★★★★
あるようなないような あるようなないような 1999/11 文学(エッセイ) ★★★☆☆
ゆっくりさよならをとなえる ゆっくりさよならをとなえる 2001/11 文学(エッセイ) ★★★★☆
おめでとう おめでとう 2000/11 文学(小説) ★★★★★
いとしい いとしい 1997/10 文学(小説) ★★★★★
溺レる おぼれる 1999/08 文学(小説) ★★★★★
龍宮 りゅうぐう 2002/06 文学(小説) ★★★☆☆
物語が、始まる ものがたりがはじまる 1996/08 文学(小説) ★★★★☆
椰子・椰子 やしやし 1998/05 文学(小説) ★★★★☆
神様 かみさま 1998/09 文学(小説) ★★★★☆
蛇を踏む へびをふむ 1996/09 文学(小説) ★★★★☆
センセイの鞄 せんせいのかばん 2001/06 文学(小説) ★★★★★

これから出る本、最近出た本

川上弘美『七夜物語 下』
2015年05月07日 朝日文庫 605円
川上弘美『七夜物語 中』
2015年05月07日 朝日文庫 583円
川上弘美『七夜物語 上』
2015年05月07日 朝日文庫 583円

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