チャールズ・ブコウスキー

チャールズ・ブコウスキープロフィール&ガイド

チャールズ・ブコウスキー(Charles BUKOWSKI)―1920年生まれ。1994年死去。ドイツ・アンダーナッハ出身。小説家、詩人。

3歳でアメリカへ移住し、転々とボヘミアン生活、創作活動をする。ブコースキ、ブコースキーと表記されることもある。

ごろつき詩人として、アメリカやヨーロッパで畏怖される。日本でも一時ブームのように囃し立てられた時期があるのでそれなりに翻訳は出ています。最初に読むなら『町でいちばんの美女』。原題は「勃起、射精、露出、日常の狂気にまつわるもろもろの物語」だけれども、それでも怯まない方、どうぞ。「町でいちばんの美女/ありきたりな狂気の物語」は映画にもなったんですよね? ブームにあやかって。

関連作家・似てるかも作家:ジャック・ケルアック ウィリアム・バロウズ リチャード・ブローティガン ジョン・ファンテ アレン・ギンズバーグ セリーヌ 坂根隆広 ポール・オースター ジャン・ジュネ 柴田元幸

チャールズ・ブコウスキーレビュー一覧(3冊)

  1. 『パルプ』表紙
    真っ当な警句が散らばってるので戸惑う長編。八方破れな短編を書く人が、長編では妙な「意味」を醸してしまうのはよくある話で。探偵物なのに宇宙人が出てきたりするあたりの洒落方は理解不能で楽しかったりはする。
    文学(小説)
  2. 『ありきたりの狂気の物語』表紙
    性格破綻者の自己愛といった風情の薄汚れた短編集。酒、女、ギャンブルで身を崩すための俗悪な生き方指南。本来2冊で1冊だったという『町でいちばんの美女』と併せ読むべきなのだろうが、通読すると疲れるだろうな。
    文学(小説)

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