友部正人

友部正人プロフィール&ガイド

友部正人(ともべまさと)―1950年生まれ(73歳)。東京都武蔵野市出身。ミュージシャン、詩人。

1972年アルバム『大阪へやって来た』でデビューした魂のフォークシンガー。

歌詞集やエッセイがいくつかあります。歌詞はそのまま詩なので安心して読んでいいです。もちろん音楽から入る手もあります。いま手に入るかどうかしらないけどライブ版の「はじめぼくはひとりだった」が代表作を網羅してて入門に最適です。

関連作家・似てるかも作家:高田渡 なぎら健壱 岡林信康 西岡恭蔵 大貫妙子 上田正樹 遠藤賢司 矢野顕子 あがた森魚 中川五郎

友部正人おすすめ本ベスト

  1. 『名前のない商店街』表紙
    1976年から80年に歌われた第二詩集。死んだような街で、何も始まる気配のない街で、何かを待っている。思いきって泣けないだけの淋しさが溢れている。きっと人間が好きなんだろうな、という優しい視線と温かな和音。
    文学(詩歌)

友部正人レビュー一覧(6冊)

  1. 『夜中の鳩』表紙
    歌われた詞もあれば、朗読のための詩もある。97~02年作品の詩集。不如意な体と心をもてあまして、旅の記憶あるいは夢想を掌に転がしてるような寂しさが。「アメリカの匂いのしないところへ」は彼には珍しい政治調。
    文学(詩歌)
  2. 『耳をすます旅人』表紙
    ライブで全国を巡る著者が土地の音を聴き、匂いを嗅ぐ紀行エッセイ。流浪するブルースマンが切り取った町の断面はどこか温かい。人との交流に重点が置かれているせいだろうか。34の都道府県が登場する辺りもすごい。
    文学(エッセイ)

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