中上紀『水の宴』

- 評価
- 発行
- 2005/07 集英社
- 種類
- 文学(小説)
- 目次
- フェイドアウト / 銀色の魚 / ラライェの夕日 (ほか)
- 所要
- 3時間20分
旅の短編集。物語としての起承転結よりも、バンコク、カウアイ島、シンガポール、チェンマイ、それぞれの気温や湿度の再現に気が配られてる。海中出産なんて変った題材をもってきながら「ハワイの海」に重点がとか。
現代文学100字レビュー
中上紀(なかがみのり)―1971年、東京都出身。小説家。
父は中上健次、母は紀和鏡。1999年『彼女のプレンカ』で第23回すばる文学賞受賞。
父の影響はほとんど見られず、アジアに憧憬する現代作家です。
旅の短編集。物語としての起承転結よりも、バンコク、カウアイ島、シンガポール、チェンマイ、それぞれの気温や湿度の再現に気が配られてる。海中出産なんて変った題材をもってきながら「ハワイの海」に重点がとか。
旅の話や家族の話などを淡白に語るエッセイ集。ウェブ連載ということもあってか肩張らないムードだが、国際文芸プログラム招聘によるアイオワ滞在だったり、マンゴー花粉症だったり、そんな種類の一風変った日常か。
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作品名 | かな | 発行日 | 種類 | 評価 |
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作品名 | かな | 発行日 | 種類 | 評価 |
水の宴 | みずのうたげ | 2005/07 | 文学(小説) | ★★★☆☆ |
いつか物語になるまで | いつかものがたりになるまで | 2004/06 | 文学(エッセイ) | ★★★☆☆ |
夢の船旅 | ゆめのふなたび | 2004/07 | 文学 | ★★★☆☆ |
悪霊 | あくりょう | 2002/08 | 文学(小説) | ★★★★☆ |
彼女のプレンカ | かのじょのぷれんか | 2000/01 | 文学(小説) | ★★★★☆ |
パラダイス | ぱらだいす | 2001/04 | 文学(小説) | ★★★☆☆ |