橋本治

現代文学100字レビュー

橋本治プロフィール&ガイド

橋本治(はしもとおさむ)―1948年、東京都出身。小説家。

1978年『桃尻娘』でデビュー。1996年『宗教なんかこわくない!』で第9回新潮学芸賞、2005年『蝶のゆくえ』で第18回柴田錬三郎賞、2008年『双調 平家物語』で第62回毎日出版文化賞受賞。

「桃尻娘」シリーズの文体が「桃尻語」として評判を呼びました。でもそのあたりの小説は現在なかなか手に入らなかったりします。エッセイ集・評論集も多く、「貧乏は正しい!」シリーズが私が手に取った最初なので、やはり皆にも勧めてみたい。源氏物語など、古典を現代語に翻訳する仕事もあり、一部賛否を呼んでいます。

つながり作家

  • 内田樹
  • 清少納言
  • 紫式部
  • 大野晋
  • 町山智浩

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レビュー一覧

橋本治『愛の矢車草

『愛の矢車草』の表紙画像
評価
★★☆☆☆
発行
1987/12 新潮文庫
種類
文学(小説)
目次
第一章 愛の陽溜り / 第二章 愛の狩人 / 第三章 愛の牡丹雪 (ほか)
所要
2時間40分

初期習作染みた短編群。ストレートでない性癖ばかりでこれを「愛」だというスカしだけで最後まで突っ走る。下着泥棒の「愛の狩人」でぶちまけられる意味不明な演説が、意味不明なりの説得力で笑える。救われないが。

橋本治『ぼくらのSEX

『ぼくらのSEX』の表紙画像
評価
★★☆☆☆
発行
1993/06 集英社
種類
社会科学
目次
SEXって本当はどういうものなんだろう? / こども―まだSEXを考えなくてもいい頃 / Hなことばかりが気になっちゃう (ほか)
所要
4時間20分

雑誌「明星」特別編集だからどちらかと言えば初心者向けの性問題考察書。「性的な自分」とは何者なのかとか橋本流の分かったような気になれる話術で展開。思い入れといえ終盤「ヘンタイ」に割くページ数多すぎです。

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作品名 かな 発行日 種類 評価
作品名 かな 発行日 種類 評価
愛の矢車草 あいのやぐるまそう 1987/12 文学(小説) ★★☆☆☆
ぼくらのSEX ぼくらのせっくす 1993/06 社会科学 ★★☆☆☆
上司は思いつきでものを言う じょうしはおもいつきでものをいう 2004/04 社会科学 ★★★☆☆
生きる歓び いきるよろこび 1994/12 文学(小説) ★★★☆☆
流水桃花抄 りゅうすいとうかしょう 1991/02 文学(小説) ★★★☆☆
風雅の虎の巻 ふうがのとらのまき 1988/09 文学(エッセイ) ★★★☆☆
宗教なんかこわくない! しゅうきょうなんかこわくない 1995/07 哲学 ★★★☆☆
ぼくらの未来計画 ぼくらのみらいけいかく 1996/06 文学(エッセイ) ★★★★☆
ぼくらの資本論 ぼくらのしほんろん 1996/04 文学(エッセイ) ★★★☆☆
ぼくらの東京物語 ぼくらのとうきょうものがたり 1996/02 文学(エッセイ) ★★★★☆
ぼくらの最終戦争 ぼくらのはるまげどん 1995/11 文学(エッセイ) ★★★★☆
貧乏は正しい! びんぼうはただしい 1994/01 文学(エッセイ) ★★★★★
五人十色 ごにんといろ 1984/06 文学(エッセイ) ★★★☆☆

これから出る本、最近出た本

橋本治『バカになったか、日本人』
2014年12月15日 集英社 1512円
橋本治『失われた近代を求めてIII 明治二十年代の作家達』
2014年10月07日 朝日新聞出版 2700円
橋本治『恋愛論 完全版』
2014年07月10日 イースト・プレス 文庫ぎんが堂 810円

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