帚木蓬生

帚木蓬生プロフィール&ガイド

帚木蓬生(ははきぎほうせい)―1947年生まれ(78歳)。福岡県小郡市出身。小説家、精神科医。

TBSを退職後、九州大学医学部を経て精神科医に転身。開業医として活動しながら、執筆活動をしている。

1993年『三たびの海峡』で第14回吉川英治文学新人賞、1995年『閉鎖病棟』で第8回山本周五郎賞、1997年『逃亡』で第10回柴田錬三郎賞、2010年『水神』で第29回新田次郎文学賞、2018年『守教』で第52回吉川英治文学賞受賞。

関連作家・似てるかも作家:知念実希人 柚月裕子 久坂部羊 高橋克彦 川越宗一

帚木蓬生レビュー一覧(1冊)

  1. 『閉鎖病棟』表紙
    様々な出自をもった者たちが暮らす精神病院の風景を描く長編。視点は患者にあるがこれは医師の眼だね。凄惨な「事件」を起こしながらずっと淡々と進む筆に焦らされるという種類の歓び。法廷での証言はやはり感動的。
    文学(小説)

帚木蓬生の新刊・近刊

  • 帚木蓬生『ほんとうの会議 : ネガティブ・ケイパビリティ実践法』表紙
    帚木蓬生
    2025-03-21
    講談社 講談社現代新書
    討論なし。 批判なし。 結論なし。 「言いっ放し、聞きっ放し」の会議が、 なぜこれほど人生を豊かにするのか? 私たちが囚われている 「不毛...
  • 帚木蓬生『ギャンブル脳』表紙
    帚木蓬生
    2025-01-17
    新潮社 新潮新書
    「次こそ当たる! 一発逆転?」。いい加減な予想は、期待を通り越してやがて確信へと変わっていく。そんな時、ヒトの脳ではいったい何が起きているの...
  • 帚木蓬生『花散る里の病棟』表紙
    帚木蓬生
    2024-10-29
    新潮社 新潮文庫
    町医者こそが医師という職業の集大成なのだーー。大正時代、「虫医者」として頼りにされた初代。軍医として戦線を彷徨った二代目。地元で内科医院を開...