柴崎友香

柴崎友香プロフィール&ガイド

柴崎友香(しばざきともか)―1973年生まれ(51歳)。大阪府大阪市出身。小説家。

1999年、短編「レッド、イエロー、オレンジ、オレンジ、ブルー」が『文藝別冊 J文学ブック・チャートBEST200』に掲載されて作家デビュー。

2006年『その街の今は』で第23回織田作之助賞、2007年同作で芸術選奨新人賞、同年その活動により咲くやこの花賞、2010年『寝ても覚めても』で第32回野間文芸新人賞、2014年『春の庭』で第151回芥川賞受賞。

関連作家・似てるかも作家:岸政彦 長嶋有 津村記久子 岸本佐知子 今村夏子 山内マリコ 小山田浩子 小池光 伊藤比呂美 佐藤さとる

柴崎友香レビュー一覧(2冊)

  1. 『寝ても覚めても』表紙
    失踪した恋人。彼と瓜二つな容貌の新しい恋人。元カレとの意外な再会…ってストーリーにしても、「麦」って名前のセンスまでも、少女漫画風でノリきれず。淡々としすぎた文章からは気持ちの在り処もわかりづらいな。
    文学(小説)
  2. 『その街の今は』表紙
    アラサーでバイトとか合コンとか、特記することはないけどそれなりに満ち足りた暮らし。淡いね。じゃストーリーより「大阪の街」の描写が重要かと言えばそうでもなくて、全般に力の抜けた感じ。ふっと消える読後感。
    文学(小説)

柴崎友香の新刊・近刊

  • 横道誠/石原真衣/斎藤真理子/高野秀行/頭木弘樹/柴崎友香『自閉スペクトラム症の私は、いかにこの世界を生きているか』表紙
    横道誠/石原真衣/斎藤真理子/高野秀行/頭木弘樹/柴崎友香
    2025-07-28
    金剛出版
    精神疾患などの当事者が文学・芸術・娯楽作品を通して自身の体験世界を記述することで、健康な人にはない視点が立ち上がる。 編者は当事者批評概念...
  • 柴崎友香『帰れない探偵』表紙
    柴崎友香
    2025-06-26
    講談社
    最高。何度も何度も読んだ。この小説を読み直すためにだけでも、十年先まできっと生きていたい。--斎藤真理子 『続きと始まり』『百年と一日』が...
  • 柴崎友香『遠くまで歩く』表紙
    柴崎友香
    2025-01-22
    中央公論新社 単行本
    コロナウィルス感染拡大のなか、小説家のヤマネは、『実践講座・身近な場所を表現する/地図と映像を手がかりに』という講座を担当することになる。 ...