小林恭二『父』レビュー

書誌情報

小林恭二『父』表紙
ちち
1999/07
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:父

レビュー

満州で生まれ戦後を探究思索に生き、緩やかな自死を求めた父の姿を追う。後年父に心を閉ざしてしまうくだりでどきりとするが、徹底した客観性・理に勝った描出はそれゆえにか。この時代の人物像からの逸脱は確かだ。
読了:2004/05/23

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