保坂和志『小説、世界の奏でる音楽』レビュー

書誌情報

保坂和志『小説、世界の奏でる音楽』表紙
小説、世界の奏でる音楽しょうせつせかいのかなでるおんがく
2008/09
NDC:901 | 文学>文学>文学理論 作法
目次:私たちの生を語る言語 / 緩さによる自我への距離 / グリグリを売りに来た男の呪文 (ほか)

レビュー

五体投地のような小説論三部作、完結編。「ついにここまで」というような到達感は(著者ほどには)僕にはないのだが、小島信夫の死を受けた前後の書き物は霧が晴れたような清明さがある。小説らしい小説を今後に期待。
読了:2011/09/25

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