池澤夏樹『憲法なんて知らないよ ― というキミのための「日本の憲法」

現代文学100字レビュー

作品情報

池澤夏樹『憲法なんて知らないよ』の表紙画像
タイトル
憲法なんて知らないよ
かな
けんぽうなんてしらないよ
副題
というキミのための「日本の憲法」
著者
NDC
323 社会科学>法律>憲法
目次
第一章 天皇 / 第二章 戦争の放棄 / 第三章 国民の権利と義務 (ほか)
所要
1時間
評価
★★★☆☆
レビュー
池澤が易しく訳しなおした憲法。九条の意義や改憲論など主張や想いはひとまず置いて、憲法に何が書いてあったのかは正しく理解しておきましょうという試み。こんなに短かったんだっけ?と驚いたりすること請け合い。

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池澤夏樹の『憲法なんて知らないよ』を読みました。日本国憲法の原文は英語で書かれたというのは有名な話ですけども、この原文を氏が訳しなおしてます。憲法の文章を変えて公表しちゃうのは問題だけれど、英語からの訳をするということであれば大丈夫なんだとかなんとか。

いま憲法を改定しようと議論がなされてて人々の関心も高いわけですけれど、元々どういう文章なのかはちゃんと知っておかないとね。考えるのはそれからでしょ。

例えば九条の二項に「国の交戦権は、これを認めない。」ってあるじゃないですか。池澤訳だと「国というものには戦争をする権利はない。」となってます。見比べると正しく同じ意味なんだけれども、「え? そんなことが書いてあったの?」とちょっと驚きませんか。

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