高橋源一郎『ミヤザワケンジ・グレーテストヒッツ』

現代文学100字レビュー

作品情報

高橋源一郎『ミヤザワケンジ・グレーテストヒッツ』の表紙画像
タイトル
ミヤザワケンジ・グレーテストヒッツ
かな
みやざわけんじぐれーてすとひっつ
著者
NDC
913 文学>日本文学>小説 物語
目次
オッベルと象 / 革トランク / 注文の多い料理店 (ほか)
所要
4時間40分
評価
★★★★★
レビュー
宮沢賢治の短篇とその精神をモチーフにしながら、全く自由に飛び去る作品群。マジカルな「水仙月の四日」がすげぇ。小説で「言葉」の境界と彼岸にまで到達できるのなら賢治という触媒なんてもう必要ないんじゃない?

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5つ星付けましたぜ、高橋源一郎『ミヤザワケンジ・グレーテストヒッツ』。宮沢賢治の作品を下敷きにした短編集です。

宮沢賢治に関しては新潮文庫版の『新編銀河鉄道の夜』を花巻旅行中に読んだのみなのですが、「オツベルと象」なり「セロ弾きのゴーシュ」なり、「グレーテストヒッツ」にも取り上げられたタイトルをいくつも含みます。にも関わらず、「グレーテストヒッツ」を読んでいても宮沢作品の内容は一切思い出しませんでした。そのくらい遠い、タイトルのみ同じで中身はまったく別物、という作品になってます。

良くも悪くも高橋源一郎節が全開で、もちろん宮沢賢治を読んでない人でも楽しめます。宮沢賢治を知ってる人ならもっと楽しめます・・・というわけでもないので、宮沢作品である必要はあんまりないのかなぁとも思ったのでした。

ところで目次見ると、各短篇がAサイドとBサイドに分かれてるのですが、この区分けの意味分かる人いますか。Aがメジャー作品、Bがマイナー?

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