鴻上尚史『表現力のレッスン』

現代文学100字レビュー

作品情報

鴻上尚史『表現力のレッスン』の表紙画像
タイトル
表現力のレッスン
かな
ひょうげんりょくのれっすん
著者
NDC
361 社会科学>社会>社会学
目次
体の緊張を自覚する / 体と出会う / 体で遊ぶ (ほか)
所要
2時間50分
評価
★★★★☆
レビュー
大学の講義として行ってきた表現レッスンを伝授。自分の体や声と出会う体験はこれまでの著書でも触れられてきたこと。でも今回強調されてるのは感情が表現になるのではなく「表現が感情になる」瞬間。これは感動的。

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鴻上尚史『表現力のレッスン』、これまでに出てた『あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント』『発声と身体のレッスン』と内容だぶってるところもあるんですが、表現を知る書としては完成されたものになってますね。

演劇関係者や俳優志望者向けの実用書みたいな体裁ながら、「表現」って普段の生活のものですからね、誰にでも役立つものでしょう。

二人以上で行うレッスンが多くて実際にはなかなかやれなかったりするのですが、誰か一緒にやりませんか。人の体で彫刻を作って観察するとか、目隠ししたままあちこち歩かせるとか、普段出してない種類の声を出してみるとか。楽しそうです。

一番最後の、文章をいろんな表情で音読してみるレッスンは、文章自体が感動的なのか、表現することが感動的なのか分からなくなってくる体験ができます。ちょっと、驚きですよ。

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