大崎善生『タペストリーホワイト』レビュー
書誌情報
タペストリーホワイト
2006/10
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:Will you love me tomorrow? / You've got a friend / It's too late (ほか)
レビュー
迷走する学生運動末期、内ゲバの果てに砕かれてゆく頭蓋骨。姉が犠牲になった理由を求めて、少女は暗闇のなかに飛び込んでゆく。本を開くまで想像してなかったテーマだが、喪ったものへの哀切の響きはいつもどおり。
読了:2009/01/25