小野正嗣『にぎやかな湾に背負われた船』レビュー

書誌情報

小野正嗣『にぎやかな湾に背負われた船』表紙
にぎやかな湾に背負われた船にぎやかなわんにせおわれたふね
2002/06
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:にぎやかな湾に背負われた船

レビュー

「浦」と呼ばれる閉鎖した土地で、現在と過去を繋ぐ血。中上健次を思わせる土着さ。不意に飛びすぎる修辞に驚き、その記憶の生臭さにうなされながらも、徐々に見えてくる事件には最後まで関心を削がず引っ張られる。
読了:2009/04/29

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