本谷有希子『生きてるだけで、愛。』レビュー

書誌情報

本谷有希子『生きてるだけで、愛。』表紙
生きてるだけで、愛。いきてるだけであい
2006/07
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:生きてるだけで、愛。 / あの明け方の

レビュー

躁鬱な女の子の一人称で、世界との接点を拒絶しながら、丸ごと受容されることを求めてる痛々しい小説。どんづまりで出てくる感情それは愛だ、とは誘導的だけれど、波が止まってみえる一瞬という世界は確かに見える。
読了:2009/08/02

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