丸山健二『猿の詩集』レビュー

書誌情報

丸山健二『猿の詩集』表紙
猿の詩集さるのししゅう
2010/03
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:猿の詩集

レビュー

戦場で散った兵士の魂に叫ばせた反戦歌。ただ観察するのみの無力な猿が、戦争の悪を問う。世間を遮断した孤高の作家であることの強みと弱みが存分に発揮され、どこにも出口がないし誰も入り込めない物語になったな。
読了:2010/09/11

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