篠原一『天国の扉』レビュー

書誌情報

篠原一『天国の扉』表紙
天国の扉てんごくのとびら
1998/04
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:天国の扉

レビュー

自分が確かに殺したはずの男が目の前に現れ、人を殺すよう命じる。「死にたい奴っていうのは案外多いんだよ」。非現実的な空間で死は甘美的に歪む。張り巡らした伏線を一切無視したまま唐突に終わる、夢想的な作品。
読了:1998/11/01

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