イッセー尾形『空の穴』レビュー
書誌情報
空の穴
1999/02
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:三十センチの肩幅ごしに景色は変わる / 誠実なカラス / 僕の中の西と東 (ほか)
レビュー
完成度よりも「バスに乗り遅れた者達の馴れ合い的幸福感」という空気が素敵な短編集。「空洞のケヤキ」に見える心を閉ざしたコミュニケーションの肯定がこの時代を楽しむ術を教えてくれる。馴染まなくてもいいって。
読了:2000/08/01