中上健次『熊野集』レビュー

書誌情報

中上健次『熊野集』表紙
熊野集くまのしゅう
1984/08
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:不死 / 桜川 / 蝶鳥 (ほか)

レビュー

熊野を揺らめく連作短編。随筆のような短編と歴史小説のような短編を自覚的に配置している。現実と物語の境界が曖昧で、著者が秋幸に折り重なる。血で書いてきた作家の現在であり同時に熊野に分け入った聖でもある。
読了:1996/01/01

商品詳細&購入情報

物語の舞台