中原昌也『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』レビュー

書誌情報

中原昌也『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』表紙
マリ&フィフィの虐殺ソングブックまりあんどふぃふぃのぎゃくさつそんぐぶっく
1998/09
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:路傍の墓石 / 血で描かれた野獣の自画像 / ソーシャルワーカーの誕生 (ほか)

レビュー

ナンセンスな短編集。暴力的なまでに無思想で、脈絡なく紆余曲折するスピード感。およそ文学的でない言葉に時折嵐のような瞬間風速がある。彼が虐殺したのは「文学」だった。などと良くあるレトリックで逃げてみる。
読了:2000/02/01

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