伊藤比呂美『とげ抜き新巣鴨地蔵縁起』レビュー

書誌情報

伊藤比呂美『とげ抜き新巣鴨地蔵縁起』表紙
とげ抜き新巣鴨地蔵縁起とけぬきしんすがもじぞうえんぎ
2007/06
NDC:911 | 文学>日本文学>詩歌
目次:伊藤日本に帰り、絶体絶命に陥る事 / 母に連れられて、岩の坂から巣鴨に向かう事 / 渡海して、桃を投げつつよもつひら坂を越える事 (ほか)

レビュー

生老病死をすぐそばに侍らせた日米往復暮らし。古今東西の語りから借りてきた声が折り重なる新鮮な響き。これが詩か小説かエッセイか関係なくなって、言語感覚の辣腕ぶりに唸る。しかもちゃんととげ抜き的救いまで。
読了:2011/06/19

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