雪の奥鬼怒温泉郷

旅行記

行程

1999-01-30
東京―宇都宮―奥鬼怒温泉郷
1999-01-31
奥鬼怒温泉郷―川俣湖―東京

雪をかき分けて奥鬼怒温泉郷。鬼怒川の源流エリアにある秘湯です。八丁の湯に加仁湯を訪ねます。餃子を食べながら。

1999年1月30日(1日目) 餃子会。

宇都宮駅前
宇都宮駅前

会社の知り合いと8人で宇都宮へやってきました。テーマは餃子と温泉。社内の異端分子としてゲリラ的活動を繰り広げてきた餃子愛好家達が、都内の餃子店めぐりでは飽き足らず、チャオジスト(勝手に命名)の聖地たる宇都宮へ突撃食べまくり「あなたの息はいい匂い」合宿の企画をぶち上げたわけなんですね。

とは言うものの、僕自身はこれまで彼らの活動とは一線を画してきたのです。ここまで書いてすでにニンニク臭くっていやになっているのです。それだのに、彼らは秘湯に泊まるというではありませんか! ああ神よ! というわけで同行させていただくことにしたのでした。

そんなわけで、あとで気づけば餃子関係の写真は一切撮ってません。「東口餃子ビーナス像」前で嬉々として集合写真など撮ってもらいながら、僕のカメラからは宇都宮の記憶がすっぽり抜け落ちているんですね。人生そんなもんです。

八丁の湯
八丁の湯

ということで奥鬼怒温泉郷の八丁の湯。宇都宮からレンタカーを走らせました。雪道の中、さんざん道に迷って予定を大幅に遅れて到着。写真は翌朝のものですが、着いたのは夜8時頃、夕食の時間はとっくに過ぎていたのである種あきらめつつ、つまみにと買ってきた餃子に光を見出しつついたんですが、食事も用意していてくださいました。これだけ遅れてきた客は10年ぶりだと笑って迎えてくださいました。ありがたいことです。なんというんでしょう、人情、ってやつですか。

1999年1月31日(2日目) 露天風呂はやっぱり偉大だ。

ランプの灯る宿
ランプの灯る宿

ここは日本秘湯の会会員宿です。最近になってログハウス風の宿泊棟を新設したようですが、本館は味のある薄汚れ方です。廊下や客室にはランプが下がっていました。電気が来ていないわけではないから、情緒作りなんでしょうね。それでも単純に喜ぶのがうまくやるこつです。

日本秘湯の会、知らない人は知ってる人に聞きましょう。たとえそれがビジネス戦略的システムであったとしても、いい温泉を選ぶ基準になればいい。そういう意味で会員宿にはハズレが少ない。それほど多くを見たわけじゃないけどそう思います。

露天風呂
露天風呂

なにはともあれ露天風呂です。混浴の露天風呂が3つに、女性専用露天という構成。写真は混浴の一番低いところにあるもの。お湯は無色透明、おそらく気温が低いせいかと思うんですが、ぬるめです。滝を見上げながら温泉が楽しめる風流なとこでしたね。冬なので凍ってましたが。

滝の横にも小さな露天風呂があって、この位置からだと裸のまま階段を登って向かう客を下から見上げることになります。多くは語りませんが、危険です。女性は十分に気をつけましょうね。

滝の横にある露天風呂
滝の横にある露天風呂

はい、滝の横にある露天風呂です。燕の巣のように小さく岩壁にへばりついてます。5・6人でいっぱいになるサイズですね。ここが一番ぬるくて38度くらいしかなかったんじゃないでしょうか。

あまり綺麗な写真じゃないんですが、滝、見えますかね? 水量が多い時季にはさぞ豪快だろうと思うんですが、ちょっと寒いかもしれない。

内湯も
内湯も

内湯も情緒ある岩風呂になってます。こじんまりとした湯治用の風呂、という感じですね。ここの湯は熱い。反動的に熱い。となるとやっぱり露天のぬるさは外気の影響なんでしょうか。

関係ないですが、内風呂ってうまく撮れたためしがありません。窓の外が白く飛んじゃってますね。かといってフラッシュを使えば湯気だらけになっちゃうんですよね。どうしたらいいんでしょ。

加仁湯
加仁湯

翌朝チェックアウト後、八丁の湯から10分ほど歩いたところにある加仁湯へ立ち寄りました。ここも露天風呂自慢ということで。宿泊したわけじゃないからわからないけど、わりと近代的な旅館という感じでしたね。

カニがたくさんいたからという名前の由来もわかりやすくてオーケーです。

八丁の湯の犬が加仁湯まで先導してくれました。まさに案内してくれたんですよ。ちゃんとついてきているか途中で振りかえりつつ、適度な速度で。無事加仁湯まで僕らを送り届けると、さっそうと帰って行きました。ずいぶん手馴れた感じです。これも宿のサービスのひとつなのかな。最新メカなのかもしれない。もしかしたら従業員なのかもしれない。ひと仕事終えたあと、温泉につかって「うぃー」と言うのかもしれない。

加仁湯露天風呂
加仁湯露天風呂

加仁湯には露天風呂が何種類もあって、それぞれ違った風情を楽しめるらしいのですが、このときは「湯質調整のため」(?)入浴できる風呂が限られてました。それでもこの混浴の露天風呂は非常によかったですね。白濁の湯。八丁とそんなに離れていないのにずいぶん泉質が違うもんです。

真中のしきりで左右湯温が違う。この趣向も嬉しいですね。体のあったまり具合によって簡単に行き来できますから。下には渓流が流れ、さわさわといい音を立ててます。

川俣湖
川俣湖

十分に温泉を堪能したので帰ります。途中にある川俣湖。さすがに温泉疲れで、ドライバーには悪いけども車中ではみんな寝てました。まだうわ言のように餃子の名を呼んでいる者もいましたが、軽くソバなどすすりつつ帰ります。(了)

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