伊東、安産なら音無の森

旅行記

行程

2009-03-14
東京―伊東温泉
2009-03-15
伊東温泉―東京

気軽な伊東温泉一泊旅行。新婚間もない夫婦で向かうには一昔前の旅行地という感もありますが、まったく気になりません。翌日は松川沿いを散策します。

2009年3月14日(1日目) 伊東温泉へ

最初は、静岡は日本平、久能山のほうにイチゴ狩りに行こうとしてたんです。でも大雨らしくって、やめようと。でも旅行気分だったのにそれじゃセツないってことで、近場で手を打ったのが伊東温泉。あんまり変わらないとも言うけど。

雨がおさまるのを待って、ゆっくり伊東へ向かいました。早めの時間だけどそのまま予約した旅館へ歩いて向かって、「ご連絡いただければ迎えに参りましたのに」なんて言われながらチェックイン、露天風呂などを堪能。「伊東に行くなら~」なCMの宿ではないです。伊東の旅館と言ったらそこしか頭に浮かびませんけど、もちろん他にもいっぱいあります。泊まったのは露天風呂へは館内のケーブルカーに乗って向かう宿です。

いや別に伏せることはないので記載すると、陽気館という旅館。落ち着いたいい宿でした。ケーブルカーの古さもまた、昭和の温泉旅館という風で、よく言えばレトロな味がありました。

2009年3月15日(2日目) 伊東町歩き

音無神社
音無神社

翌日は晴れ、観光地図を片手に伊東温泉周辺を散策することにします。まず旅館から松川沿いに歩いて、河畔にある小さな神社、音無神社。源頼朝と八重姫が恋を語り合った場所と逸話があり、縁結び、また安産にご利益があるという神社です。

例祭「尻つみ祭り」が奇祭として知られます。参列者は暗闇のなかでお神酒を回していくのですが、隣の人の尻をつまんで合図してから盃を回したのだということで。源頼朝密会の様子を伝える、声を潜めて行われる祭りです。ですが、近年ではセクハラとのそしりを避けるため、尻相撲に変更されました。神事なのにそんな変更していいんでしょうか。もとよりそういう色味のあるお祭りって、時代時代の婚活的な要素があったと思うんですけど、それをセクハラと言ってしまうのもまた時代か。

穴の開いたひしゃくが並ぶ
穴の開いたひしゃくが並ぶ

神社には穴の開いたひしゃくが奉納されています。安産のお礼に納めるらしいです。なんでも、穴の開いたひしゃくから水が抜けるかのようにスルッと(?)安産でしたよ、ってことらしく。ホントか。ウチにはまだ妊婦はいないわけですけど、ひと足早く祈願してきました。

境内には天然記念物のタブの巨木もあり、小さな神社ですが、周囲は音無の森として鬱蒼としています。

東海館
東海館

松川沿いに歩くと、見えてきたのが東海館。1997年に廃業した温泉旅館で、昭和初期の建築とその景観を保存しながら、観光客向けに公開しているものです。何回かの増改築を経てるので、作風がバラエティ豊かというか、必要以上に手のこんだ意匠が楽しめます。

木造三階建て、さらに上に望楼があったりして、上まで登るとさすがに古い建物なので足元から壊れそうで怖いです。

東海館のひな飾り
東海館のひな飾り

大広間にはひな飾りが飾られていました。往時にはこの広間でも芸者が踊る、古き良き時代の温泉宴会があったのですよね。温泉っていいなぁ。

浴場には今も温泉が張られ、立ち寄り入浴できます(入りませんでしたが)。

安針像
安針像

そのまま川沿いに歩くと海へ出ました。河口周辺はなぎさ公園として整備されていて、彫刻が点在しています。野外美術館風。

そばの安針メモリアルパークには三浦安針(ウィリアム・アダムス)の像が立っています。江戸初期に家康に取り立てられて、「青い目のサムライ」となった安針。伊東は、彼が日本で初めての洋式帆船を建造した地なのですね。

駅へ戻る途中にあったお寿司屋さんへ入って昼食。うまい。干物だとかお土産店を物色しつつ、駅へ、帰途に。(了)

このページへのコメント