いわき・水戸・鯉のぼり(3ページ)

旅行記

2009年5月4日の続き

偕楽園の青い梅
偕楽園の青い梅

駅へ戻ってバスに乗り、偕楽園へ。岡山の後楽園、金沢の兼六園と並ぶ「日本三名園」のひとつですね。梅林が青々しいです。見渡す限り緑の梅林、ある意味壮観です。梅のシーズン以外はすいてたりしてとも思ってたんですが、ゴールデンウィーク、やはり人だらけです。梅だけじゃなく竹林とかつつじとか萩とか、ほかの季節でも見るべきものがあるんですね。というか、「つつじまつり」の真っただ中だったのでした。

梅は、よく見ると実をつけてます。

梅林、竹林を抜けて吐玉泉。江戸の頃より茶の湯につかったという清水が湧いています。新しい台座に勢いよく湧いていて、水道水を流してるんじゃ?とも思ったりする作り物っぽさがあるんですが、造園当時から枯れてない清水です。

好文亭から千波湖を望む
好文亭から千波湖を望む

園内の休み処として、斉昭が設計するなど、その造りにもこだわった好文亭。順路に沿ってほぼ1本道で亭内を見ていくんですが、なにしろすごい混雑で、最初から最後まで行列になってます。襖絵とか茶室とか、じっくり見たいものがあってもあまり自分のペースでは進めません。

なんだか残念な想いで行進していった3階、ここも木造建築としては収容人数超えて潰れたりしないんだろうかと心配になるくらいの人。でもここからの眺望は、つつじの庭越しに千波湖が望め、素晴らしいものでした。昔はもっと広い湖だったようだから、江戸期の眺めはもっとよかったんでしょうね。

偕楽園東門の前にある常磐神社に併設された「義烈館」へ「水戸のすごいものあります」って看板に惹かれて見に行くと、なにがすごいって「常磐神社史略年表」。創建からの歴史年表のなかに1996年「インターネットに『水戸黄門ホームページ』開設」なんてのが混ざってる。思わずメモちゃったくらいすごい。あとは斉昭が軍事演習で使ったという巨大な陣太鼓くらいですか。

千波湖
千波湖

そこから南、千波湖湖畔へ。白鳥、黒鳥など水鳥が多く遊ぶ湖です。黒鳥のかわいい親子に癒されながら湖畔の散歩。湖をまわるジョギングコースとしても整備されていて、地元の方々か、走っている人も多いです。それもあって、歩きやすい道になってます。

湖畔を歩きながら不意に、自分がまだ硫黄のにおいがすることに気づきます。湯本温泉だったら温泉の香りですが、ここ水戸ではただの臭う男なのではないか、と心配になったりします。大丈夫でしょうか。

周りは遊具のある児童公園だったり、SLが置いてあったり、綺麗な花壇があったり、賑わってます。硫黄臭の男には用事のないところですが。

湖畔の光圀像
湖畔の光圀像

巨大な光圀像がありました。後光のように夕陽を背負い、湖を睨んでいます。

水戸の見どころを見ていくと、光圀(水戸黄門)よりも斉昭の残したもののほうがたくさんあるのに、やはり存在感としては水戸黄門のほうが大きいですね。

例えば偕楽園作ったのも斉昭ですけど、なぜか光圀の印象があったり、光圀と関係があるのかどうかよく分からない千波湖のほとりに銅像立ってたり。愛されてるんだな、ということは分かります。

黄門様御一行の顔ハメ
黄門様御一行の顔ハメ

あげくは黄門様御一行の顔ハメなんてものもありました。男3人組が「写真撮ってください」って人にカメラ渡して向かったのを「おっ」って見てたんですけど、正面から顔入れて、カメラに背中向けてポーズしてる。通りすがりのおばちゃんが「お兄さんたち逆!逆!」ってネタにマジ突っ込みしたりする、楽しい風景がありました。

市内のホテルで宿をとり、宿泊。

夕食は本格広島風お好み焼き。水戸でなぜ広島風?という突っ込みはやはり受け付けません。

2009年5月5日(3日目) 鯉のぼりを見に

竜神大吊橋
竜神大吊橋

水戸から水郡線に乗って常陸太田へ。水戸と郡山を結ぶ水郡線ですが、こちらはちょっとだけ支線という形で飛び出してます。その執着駅が常陸太田駅です。

常陸太田駅からバスで竜神湖方面へのバスに乗ります。40分ほど山道を登る車中はすごく揺れて酔いそう。バス停を降りて20分ほど歩いて山を登ると今日の目的地です。

やってきたのは竜神大吊橋。竜神湖の上に掛る長さ375メートルの橋は、人が渡る吊り橋としては本州一なんだとか。でも数年前まで日本一だったらしく、看板にはシール貼りで「日本」が「本州」に訂正されてたりします。悲しい。ちなみにここを超えて日本一になったのは、大分県に2006年にできた「九重夢大吊橋」らしいです。

竜神大吊橋と鯉のぼり
竜神大吊橋と鯉のぼり

4月中旬から5月中旬にかけて、この吊橋周辺に鯉のぼりを展開するイベントが毎年あり、折しも今日は子供の日。テレビ局がカメリハやってたりします。「わたくし今高さ100メートル、竜神大吊橋の上におります。今日は子供の日。子供の日と言えば、そう、鯉のぼり。」なんて。人ごみ嫌いな私ですが、鯉のぼりイベントにわざわざ来てしまったのですね。すごい人出です。

1000匹近い鯉のぼりが谷の上を泳いでいます。いや、風があまりないんで目刺しのように垂れ下がってます。壮観です。谷を渡るようにロープ掛けて鯉のぼり吊ってるのですが、どうやって設置するんでしょうね?

吊橋はもちろん頑丈なものなんですが、大勢の人が歩くんでぐわんぐわん揺れてます。歩いてるとそれほど感じないんですが、写真を撮ろうと立ち止まるとその揺れを実感できます。結構怖いです。その怖さをあおるように、橋の途中には足元をガラス張りにして下の湖面が見えるようにしてあるところもあります。

竜神?
竜神?

橋を往復してレストハウスで昼食。生ビールにカレー。イベント中なので、出店もたくさん出てて鮎を焼いたりしてました。

バス便はあまり本数がないので(イベント中くらいは臨時なり出せばいいのにね)、次のバスまでぶらぶらと過ごします。

郡山駅前のライブ
郡山駅前のライブ

バスで太田駅に戻り水郡線、上菅谷で郡山行きに乗り換えて延々と、3時間ほど乗って郡山まで直行。袋田など寄りたかったところも他にもあるけど雨になってきたしやめておきました。

夕食は郡山で降りて盛岡冷麺。郡山でなぜ盛岡冷麺?という突っ込みはもちろん受け付けません。

郡山駅前では、なにやらライブイベントをやっていました。郡山から福島まで新幹線に乗り、この旅は終了。(了)

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