草津温泉たび

旅行記

行程

2009-09-23
東京―高崎―草津温泉
2009-09-24
草津温泉―東京

天下の名湯草津温泉、恋の病以外はなんでも治る草津温泉へ行ってきました。人気の温泉地として、一度くらいは行っておかないとね。

2009年9月23日(1日目) 草津温泉前半戦

登利平の鳥めし(松)
登利平の鳥めし(松)

高崎の駅ビル、気軽に寄れるところに鳥めしで有名な「登利平」があります。持ち帰りもできまして、群馬県人で知らぬものはない人気の弁当になっています。松の鳥めしを注文。鶏がやわらかくて、ご飯に染みたタレもうんまい。

今回の旅は草津温泉直行直帰なので、それじゃちょっと寂しいかと高崎も降りたんだよってグルメレポートから始めてしまいましたが、新幹線と特急の乗り継ぎついでに降りての昼食です。

レジのすぐ前の席だったんですけど、会計で「次回お使いください」ってドリンク無料券配ってるのですね。よくあるような。それもらったおばちゃんが「あげる」とこちらにくれたのですよ。明らかに店員見てる前での授受、おそるおそる使えます?って言ったんですけど「ハイよろこんで!」という感じで食後のコーヒーをいただけました。幸先のよいスタート。

草津温泉のシンボル、湯畑
草津温泉のシンボル、湯畑

高崎から特急で1時間強で最寄り駅「長野原草津口」に到着、バスに乗り換えて20分ほどで草津温泉に到着です。まずはバスターミナル内にある「草津町温泉資料館」で草津温泉について学びます。等身大の人形で再現した江戸時代の入浴風景、というのを中心に、地味なものが並んでいます。

ターミナルから5分ほど歩くと草津温泉のランドマーク、湯畑です。毎分4000リットルというすごい勢いで湧く高温の温泉を木樋に流して、湯の温度を自然に下げる仕組み。湯がどんどん生産されて各旅館に配送されてゆく、ちょっとした工場地帯の風情。

食事処、土産店、足湯、温泉色に擬態したセブンイレブンなどが並ぶ周囲をぐるっと歩けるようになっています。硫黄の香りがすごいですね。なんとも分かりやすい草津温泉の中心部です。

「熱の湯」の湯もみショー
「熱の湯」の湯もみショー

湯畑のすぐ横にある「熱の湯」へ。草津の伝統的な浴法「時間湯」で行われてきた、湯の温度を下げるための方法「湯もみ」。「草津よいとっこぉ~、一度はおいで~ハァ~ちょいなちょ~いな~」な唄にあわせて、大きな木の板でお湯を揉みほぐします。これを観光客向けのショーとして見せてるところです。

舞台での唄と踊り、観光客が湯もみ体験できるパートも用意されてます。やりませんでしたが。ざっぱーんって予想以上に激しいアクションもあったりして楽しめます。

見やすいのは二階席、体験に参加するなら一階席という感じでどうぞ。

そろそろ宿へ向かいましょうか。途中、試食どうぞーと温泉まんじゅうを手渡されます。ん?と思った刹那にもう一方の手にお茶を持たされてます。この連携プレイは感動的でした。まんじゅうだけなら食べながら去っちゃうところ、お茶持っちゃった以上は湯のみ返しにまんじゅう店に入らないといけないですからね。そこにATMがあったら思わず振り込んでしまうところですよ。

温泉まんじゅう自体はできたてでおいしいんです。でも「買うもんか」という気にさせますね、これ。

草津ホテル、辛夷の間
草津ホテル、辛夷の間

今日の宿は草津ホテル。温泉まんじゅう店の試食攻撃を避けながら(いや、捕まったわけだけど)湯畑から西の河原公園の入り口まで歩いたところ。敷地内に「片岡鶴太郎美術館」があります。経営者が鶴太郎氏と親しいとかで、旅館の館内にも随所に絵が掛けられています。

通された部屋は、ドアを開けると板張りの廊下がすっと伸びてて畳部屋を回ってる変わった造り。古い和箪笥が置いてあったり和風モダンな感じ。

食事の前にさっそく風呂へ。大浴場と中浴場(それぞれ違った露天風呂付き)が時間で男女入れ替わりになっています。この時間の男性用は中浴場で、熱い湯とぬるめの泡風呂の二槽があります。ややぬめりのあるいい湯です。

湯畑ライトアップ
湯畑ライトアップ

食後にもう一回風呂に入って温まった後、湯畑がライトアップされてるらしいということで、夜の温泉街へ出てみることにします。

時期によっては色彩鮮やかな光のショーになるイベントもあるようなのですが、ここでは落ち着いた明かりに湯気がもうもうと上がる風景。湯滝も昼間とは違った表情で力強く流れています。

歓楽街という類の温泉地でもないのでそれほど夜は人通りはないです。セブンイレブンでアイスなど買って帰ります。草津の湯はぜんぜん湯冷めしないですね、ずっと体ぽかぽかしてます。気持ちよく就眠。

2009年9月24日(2日目) 草津温泉後半戦

西の河原入り口の地蔵
西の河原入り口の地蔵

翌朝。草津温泉の温泉街散策。行きたいところまで送るという宿の方の好意を「ぶらぶら歩くので」と丁重に辞退して、宿のすぐ横になる西の河原へ。

入り口近くにあったハム太郎な地蔵がかわいい。いくつか並んでいる皆、この帽子を被せられていました。

あちこちから温泉が湧き出し、流れ、溜まっている西の河原。もったいないくらいに源泉ダダ漏れです。ごろごろした岩の間に湯けむりが上がってる「賽の河原」な風景です。昔は「鬼の泉水」とも呼ばれていて、鬼が出るので大きな声を出しちゃダメなんだって。

というか「大きな声を出すと鬼が来る」という情報は、いまこの記事を書きながら西の河原の情報ググってたら書いてあったんですけど、そんな重要な情報は行く前に教えておいてくださいよ! うっかり大声出してたらどうするのですか。

鬼の茶釜
鬼の茶釜

ということでこちらは鬼の茶釜という源泉。ボコボコと音をたてて湧き、人が近づくと静かになる、という言い伝えの熱湯源泉です。すごく熱い。手もつけていられません。

ここ以外にも西の河原内にところどころある湯だまりには、お賽銭がいっぱい沈んでいます。強酸性の温泉成分で一週間ほどで溶けてしまうらしい(定期的に回収掃除するらしい)です。適温の湯だまりでは人が足を浸けていたりします。もちろん人も溶けるよね。

ん、写真上部に紫色のオーブが写りこんでいますね。悪いものじゃなさそうな気がするのでそのままアップしておきます。鬼じゃなくて神が来ましたか。

西の河原大露天風呂
西の河原大露天風呂

西の河原の一角に、立ち寄り温泉施設があるので入ってみました。大露天風呂。撮影禁止となっているので中を撮れないのは残念なのですが、広々としてます。少なくない人が入ってるのですけど、ここまで広いと開放感がありますね。

湯はやや熱め、緑色に見えます。高温の温泉で繁殖する珍しい藻があるようで、底にその藻があるみたいです。

湯温調整のために若干加水してる模様。でもここの湯、万代鉱源泉は草津でも屈指の高い酸性度なので、加水するくらいでちょうどいいのかも。実際、湯あがりには肌が痛くなるような感じです。

草津熱帯植物圏のワニ
草津熱帯植物圏のワニ

さて、西の河原から湯畑を過ぎてさらに逆側にある草津熱帯植物圏。「植物園」ではなく「植物圏」です。なぜ。

温泉地の動物園、水族館はそのショボさが楽しい、みたいなところがありますが、ここもなかなかショボくて楽しいですよ。入り口からいきなり「ハムスター差し上げます」って箱盛りですから。

ミニ水族館ゾーン、昆虫ゾーン、猿山を抜けると、熱帯ドームがあります。温泉の熱を利用して熱帯の環境を造っているドームです。突入。

ぐったりしたワニ、ぬらぬらしたヘビ、うっかり知ってるというと年がばれるエリマキトカゲなど、爬虫類が充実してます。ほか落ち着きないピグミーマーモセット、なかなかカメラに目線をくれないミーアキャット、警戒声を出し続けるオウム、「こんにちはと話しかけてみてね」という看板どおりに話しかけてみても「それで?」という感でしーんとしてるインコなどなど。いや、まぁ、こういうのが楽しいよね。

八ッ場ダム(建設中? 建設中止中?)
八ッ場ダム(建設中? 建設中止中?)

湯畑そばでそばを食べてから、バスに乗って鉄道駅まで。長野原草津口駅の隣駅は川原湯温泉です。あの話題の八ッ場ダムで沈むとか沈まないとかやってるやつですね。

車窓から八ッ場ダムの現場(?)が見えます。往路では逆側の席だったので撮れなかったのですが、帰りは谷側の席だったのでワーとか言いながら撮ります。

たんなる旅行者なのでそんな政治にいちいち意見は述べません。車窓から見ただけーなのも恐縮ですが、どうするんでしょうかね。草津も遠くないんで、旅館の客室担当の方とも八ッ場ダムの話題になりました。地元の方々としては掛かった時間なりにいろいろと複雑な思いがあるんだなとは思いました。

あー、旅行記に政治な話題入れたら締まりにくくなってしまいました。すんません。(了)

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