伊藤比呂美

伊藤比呂美プロフィール&ガイド

伊藤比呂美(いとうひろみ)―1955年生まれ(69歳)。東京都板橋区出身。詩人。

1975年、詩人の岩崎迪子らと詩誌『らんだむ』を創刊、翌年から『現代詩手帖』に投稿をはじめる。1978年、第一詩集『草木の空』でデビュー。

1978年その活動により第16回現代詩手帖賞、1999年『ラニーニャ』で第21回野間文芸新人賞、2006年『河原荒草』で第36回高見順賞、2007年『とげ抜き新巣鴨地蔵縁起』で第15回萩原朔太郎賞、2008年同作で第18回紫式部文学賞、2015年その活動により第5回早稲田大学坪内逍遙大賞受賞。

関連作家・似てるかも作家:石牟礼道子 金原ひとみ 下田昌克 藤田一照 渋沢孝輔 阿部昭 稲葉真弓 西村孝次 神宮輝夫 小田切進

伊藤比呂美おすすめ本ベスト

  1. 『とげ抜き新巣鴨地蔵縁起』表紙
    生老病死をすぐそばに侍らせた日米往復暮らし。古今東西の語りから借りてきた声が折り重なる新鮮な響き。これが詩か小説かエッセイか関係なくなって、言語感覚の辣腕ぶりに唸る。しかもちゃんととげ抜き的救いまで。
    文学(詩歌)

伊藤比呂美レビュー一覧(4冊)

  1. 『とげ抜き新巣鴨地蔵縁起』表紙
    生老病死をすぐそばに侍らせた日米往復暮らし。古今東西の語りから借りてきた声が折り重なる新鮮な響き。これが詩か小説かエッセイか関係なくなって、言語感覚の辣腕ぶりに唸る。しかもちゃんととげ抜き的救いまで。
    文学(詩歌)
  2. 『日本ノ霊異ナ話』表紙
    平安初期の『日本霊異記』の翻案。色気、汁気を大幅アップして、「によふ」文章で語り直す。仏教説話でかつエロなんでイケないものを覗いてしまったような、でもそれが人間だよね風の、ほがらかな業が充満してある。
    文学(小説)

伊藤比呂美の新刊・近刊

  • 谷川俊太郎/伊藤比呂美『対談集  ららら星のかなた』表紙
    谷川俊太郎/伊藤比呂美
    2024-09-19
    中央公論新社 単行本
    日々の暮らし、親しい人への想い、詩について、老いと死…… 東京と熊本の空をこえて、90代と60代のふたりの“ここだけの話”
  • 伊藤比呂美『いつか死ぬ、それまで生きるわたしのお経』表紙
    伊藤比呂美
    2024-07-05
    朝日新聞出版 朝日文庫
    つまずく日々に出あった、生きるよすがとしてのお経。生老病死について、日々考えてきたことーー文庫化にあたり、「老犬とわたし」を収録。母と父、夫...
  • 伊藤比呂美『ショローの女』表紙
    伊藤比呂美
    2024-06-19
    中央公論新社 中公文庫 ; い110-8
    新しい生活が始まった。 熊本ー東京を行き来するあたしを待つのは、 愛犬(三歳)、植物(八十鉢)、学生たち(数百人)。 ハマる事象、加...