目取真俊
目取真俊プロフィール&ガイド
目取真俊おすすめ本ベスト
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現在よりもクリアに立つ沖縄戦の幻影。海亀が掘り出すイメージの色鮮やかさはもちろん、喉に入ったヤドカリの自在な寓話性が著者の強みだな。ラストが類型的であるにも関わらず息が詰まる「面影と連れて」もいい味。文学(小説)
目取真俊レビュー一覧(7冊)
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戦時中の沖縄で起こる、少女暴行と銛をもった少年の反撃。その事件を、いろいろな視点、あるいは複数の時代から照射する小説だが、記憶し反復する怒りがじんわりと刺してくる。銛の先で記念品を作るのがリアリティ。文学(小説)
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オキナワ基地の町に暗くわだかまる暴力の連鎖。キツイ描写が続いて出口のない小説だが、それはそのまま沖縄が米国から受けている暴力に目を開かざるを得ない造りになっていてさらにツライ。虹の鳥は救いじゃないし。文学(小説)
目取真俊の新刊・近刊
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2024-04-30影書房〈大国の武の論理に飲み込まれるとき、沖縄はいいように利用され、犠牲を強いられる。先島への自衛隊配備にしても、そこに見られるのは日本=ヤマトゥ...
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2020-01-27影書房辺野古・土砂投入から1年ーー 〈日本全体の利益のためには沖縄を犠牲にしてかまわない。沖縄を「捨て石」にする構造は、沖縄戦のときも現在も変わっ...
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