中上紀

中上紀プロフィール&ガイド

中上紀(なかがみのり)―1971年生まれ(50歳)。東京都国分寺市出身。小説家。

父は中上健次、母は紀和鏡。

1999年『彼女のプレンカ』で第23回すばる文学賞受賞。

父の影響はほとんど見られず、アジアに憧憬する現代作家です。

関連作家・似てるかも作家:中上健次

中上紀おすすめ本ベスト

  1. 『悪霊』表紙
    大音量のガムランとバリの熱気のなか、悪霊に憑かれた者、神に魅入られた者たちが踊る。著者は、スタイルじゃなくアジアの湧気が本当に好きなんだなと思わせる。日本とバリを往復するストーリーも緩急があってよい。
    文学(小説)

中上紀レビュー一覧(6冊)

  1. 『水の宴』表紙
    旅の短編集。物語としての起承転結よりも、バンコク、カウアイ島、シンガポール、チェンマイ、それぞれの気温や湿度の再現に気が配られてる。海中出産なんて変った題材をもってきながら「ハワイの海」に重点がとか。
    文学(小説)
  2. 『夢の船旅』表紙
    「父と熊野」に本腰入れて向かい合った初めての書。血族の業を描いた健次がその娘によって描きなおされるとき、また新たな熊野が現れる。社に祭りに蝉の声、なんて深い森の国か。『鳳仙花』ほかの読解も充実してる。
    文学

中上紀の新刊・近刊

  • 梁石日/中上紀『タクシーガール』表紙
    梁石日/中上紀
    2019-03
    バジリコ
    シングルマザーの女タクシードライバー、柿谷リカ。リカのタクシーには大都会に生きる様々な屈託を抱えた人々の人生が交差する。『タクシー狂騒曲』『...
  • 中上紀『天狗の回路』表紙
    中上紀
    2017-06-22
    筑摩書房 単行本
    国際結婚した夫との不仲に悩む綾にある日腹違いの従姉妹とおぼしき女からSNSでメッセージが届く。そこには綾の知らない彼女の血族の物語が語られて...
  • 中上紀『熊野物語』表紙
    中上紀
    2009-07
    平凡社
    熊野灘の大海原の先は極楽浄土、巡礼の民が目指すご神体の山-隠国(こもりく)の伝説を新しい感性で甦らせた小説集。