厚岸 - 椎名誠『大漁旗ぶるぶる乱風編 にっぽん・海風魚旅4』

物語の舞台 - 厚岸(北海道 厚岸郡厚岸町)

明るい空の下でみる厚岸は、海沿いに走る直線道路の左右に店や民家などが細長く寄り添っているようだ。昨夜空腹を抱えて心細い気分で通りにぽつんと灯る食堂らしき明かりを捜し歩いたときの風景とはずいぶん違う。

「厚岸番小屋生牡蠣騒動」より。

厚岸といえば牡蠣、牡蠣といえば厚岸。

厚岸の牡蠣は「カキえもん」というブランドなのですが、なんでそんな名前にしちゃったのか理解に苦しみます。

掲載日:2009-02-15
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

厚岸について

厚岸町(あっけしちょう)は、北海道釧路総合振興局にある町。


[町名の由来]

町名の由来は諸説あるが、いずれもアイヌ語に基づいている。有力な説は市街地の西にある現在のアツケシ沼でアットウシの原料となるオヒョウニレの皮を剥いだことに由来する「アッケウイ(at-ke-us-i)」(オヒョウニレの皮・剥ぐ・いつもする・所)、あるいは「アッケト(at-kes-to)」〔オヒョウニレ・下の・沼〕から転じたものとされている。

このほか、アイヌ研究家のジョン・バチェラーが、「アッケシ」をカキの意とする説を挙げているが

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