八幡平 - 椎名誠『ニッポンありゃまあお祭り紀行』

物語の舞台 - 八幡平(岩手県 八幡平市)

 そんなおりに「東北」である。「豪雪」である。「裸」である。「女」である。

 取材班一同、鼻息もあらく岩手県八幡平市平笠へ向かった。

日本全国の奇祭、「ありゃまあ」な祭りを取り上げる本。なのでこの本の舞台という意味では日本全国あちこちいろいろになるのですが、そのなかで「平笠女裸参り」を取り出してみます。

毎年1月8日に、岩手県八幡平市平笠の宮田神社で行われます。なんとも心ソソる名前のお祭りですが、まぁ結局裸ではないのですね。白装束で着膨れした女性が雪のなかを行進するお祭り。

ふんどし一丁のおっさんたちが暴れる「裸祭り」はけっこう全国にあるわけですが、女性が主役の「裸祭り」は珍しい。確かに奇祭。

掲載日:2011-10-30
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

八幡平について

八幡平(はちまんたい)は、秋田県と岩手県にまたがる標高1,614 mの山及びその周囲の高原台地。深田久弥の日本百名山に挙げられている。山域は1956年(昭和31年)に十和田八幡平国立公園に指定されている。


[特徴]

およそ100万年前に噴出したいくつかの火山でできている。山頂部のなだらかな様子からかつては楯状火山(アスピーテ)とされていたが、現在では山頂が侵食や爆発により台地状になった成層火山と分類されている(詳しくは火山#地形による分類を参照)。頂上部には9千年前から5千年前に発生した水蒸気爆発により多くの火口ができている。その火口に水がたまった、八幡沼やガマ沼、メガネ沼などの沢山の火口沼がある。

国立公園八幡平地域は40

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