神町 - 阿部和重『グランド・フィナーレ』

物語の舞台 - 神町(山形県 東根市)

亜美と麻弥という二人の女児とわたしが出会ったのは、神町に雪が降り積もり、チェーンを履いたバスの走行音がジングルベルみたいに聞こえだした日曜日の夕方だった。

阿部和重には故郷である山形を舞台にしたものが多くあるが、神町は山形から奥羽線で30分ほど北上したところ。『グランド・フィナーレ』では東京を追い出されるようにして帰った田舎神町での生活が描かれる。

「神町サーガ」としてこの町にこだわった作品作りが引き継いでなされている模様。

前作『シンセミア』が「神町」という町そのものを主人公とした物語なので、こちらから読んでみれば阿部和重が神町で何を起こそうとしてるのかが分かるでしょう。

掲載日:2005-02-12
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

神町について

神町駅(じんまちえき)は、山形県東根市神町中央一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)奥羽本線の駅である。「山形線」の愛称区間に含まれている。

2000年(平成12年)頃までは、駅舎の大部分の地籍が天童市の飛地の「天童市大字乱川字西原」であったが、その後、天童市が東根市に無償譲渡した。


[歴史]

奥羽本線山形駅 - 楯岡駅(現・村山駅)間開通時に開設した(当時は山形 - 楯岡間に天童駅と当駅しかなかった)。当駅はかつて東根市の代表駅であった東根駅よりも古く、市内で最も歴史のある駅である。


[年表]

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