北川辺 - 宮沢章夫『不在』

物語の舞台 - 北川辺(埼玉県 加須市)

埼玉県北埼玉郡北川辺町は県内では唯一、利根川より北にあるが、贄田は町の歴史になど興味がなかったし、なぜ利根川をはさんで埼玉県なのか、茨城か群馬、あるいは栃木でもよかったはずの位置にあるのはたしかに奇妙だったとはいえ深く考えたことはなかった。

北関東の小さな町で起こる騒動を描いた小説。一定程度史実に基づいた描写になってるんだろうと思います。ストーリーともちろん絡むとはいえネタバレでもないので言うと、参考文献に『関東平野の隠れキリシタン』なんてのが挙がってます。それが中心となるわけではないのですが、そう言われるとちょっと興味を引かれるエリアだと思いませんか。

掲載日:2005-03-20
北川辺イメージ
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

北川辺について

北川辺町(きたかわべまち)は、かつて埼玉県の北東端にあった人口約1万3千人の町。北埼玉郡に属した。

埼玉県側の渡良瀬遊水地の玄関口として知られ、オニバス(絶滅危惧種)の自生地でもあった。東京都市圏(東京通勤圏)。


[概要]

埼玉県内で唯一町全域が利根川の左岸(北側)にあり、一説には「北川辺」の名称も「利根川の北の川辺の町」の意味で名づけられたとされる。茨城県、群馬県、栃木県の3県と接するが、埼玉県の他の自治体とは利根川で隔てられており、電話の単位料金区域 (MA) は埼玉県内ではなく茨城県古河市と同一の古河MAに属する(古河MAは茨城県内区域ではなく、NTT栃木支店の管轄内で栃木県内区域である)。また、古くは埼玉県域の他の自治体への交通を渡船に頼っていたため

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