日比谷公園 - 橋本治『愛の矢車草』

物語の舞台 - 日比谷公園(東京都 千代田区)

緑したたる日比谷公園の森の中で、妖精のように木洩れ陽を受け、アンパンとミルクコーヒーの瓶を二本抱えた槙野緑郎弁護士は、屑籠から拾って来たばかりの新聞紙をベンチの上に広げて腰を下ろした。

「愛の狩人」より。

ビジネス街のオアシス日比谷公園。この冬はイルミネーションもやってます。日本一高いクリスマスツリーがあるんですってよ。

作中では東京地方裁判所での公判を終えた被告と弁護士がベンチで話をしています。そう思えば裁判所の目の前なんですね。窃盗(下着泥棒)と傷害の疑い、ですが下着を盗むことがいかに正義かを、被告は延々と話します。

イルミネーションってきれいな話で入って下着泥棒とかほんとすんませんなんですが、だってそうなんだからしようがないじゃないか。

掲載日:2007-12-23
※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

図書情報

日比谷公園について

日比谷公園(ひびやこうえん)は、東京都千代田区に所在する公園、および同公園を町域とする千代田区の町名である。郵便番号は100-0012。

公園としては日本初の近代的洋風公園である。東京都建設局が所管する都立公園であり、東京都公園協会に管理を委託している。2007年(平成19年)には景観法の景観重要公共施設(景観重要都市公園)に指定された。


[概要]

日比谷の地名を冠する施設・エリアの一つである(住所については「日比谷公園(町名)」で後述)。霞が関、有楽町、内幸町と隣接し、銀座にも近い。日比谷公園東側の日比谷通り一帯が「日比谷」と呼ばれる(行政の住所上は有楽町・内幸町)。

総合公園としては

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