新宿 - 宮沢章夫『ボブ・ディラン・グレーテスト・ヒット第三集』

物語の舞台 - 新宿(東京都 新宿区)

「じゃあ、そこを渡って、まっすぐ歩いてください。まっすぐ伸びてる道、それ小滝橋通りって言うんだけど、右手にガードがあるでしょ、上を電車が走るガード。そっちじゃないです。知ってると思うけど、そっちからは東口。歌舞伎町とかあるけど、ぜったいそっちに行っちゃだめですよ」

新宿駅のすぐ北、東口と西口をつなぐ大ガード。主人公はレコードショップの店員で、道を尋ねて電話してきた客と、店長の口調を真似て「東口にはぜったい行くな」と話してるシーンです。なんで東口に行っちゃダメなのかは物語のなかで紐解かれて行きます。

ちょうど歌舞伎町ビル火災で大騒ぎになっている朝で、行くなという東口に向かって電話の客は進んでいきます。

この大ガードは以前から落書きやなにやらで不穏な雰囲気がありましたが、2011年9月に、美術作品を掲出するウォールギャラリーに生まれ変わったらしいですね。知りませんでした。

掲載日:2011-10-16
新宿イメージ
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※写真はイメージです。地図もイメージであり、写真撮影地点や物語の舞台の特定を意図したものではありません。

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